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2017.01.13 Friday

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    『2008年私的ベスト(音楽編)に関して』

    2008.12.29 Monday

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      JUGEMテーマ:音楽



      SUPERMARKET FANTASY [通常盤]

      次は音楽編。年末に入って一気に僕の中のJ-POP熱が高まった。そのきっかけとなったのが、ミスチルの『supermarket fantasy』だ。よくよく聴けば全部シングルが良いだけっちゃだけなのだが、ここ何枚かのミスチルと比べて明らかに変わった。「HANABI」「花の匂い」、シングルでは無いが、「エソラ」。この3曲が非常にヤバい。友人が「AORみたいだ」と言ったのは言い得て妙でまさにそうだからこそこんなに良いと感じたのかも知れない。『深海』あたりから、前のアルバムまではミスチルはロックモードだったのか、ボーカルの音をはじめとして生々しい音にこだわりすぎていたのでは無いだろうか。最初の頃は良かったのだが、最近は食傷気味に感じていたのだ。ニューアルバムではボーカルの音の加工具合が絶妙で、日本最高のポップスを作ろうという気概が感じられる。ただ、初出場の紅白では、北京五輪のテーマ曲である「ギフト」ってのはちょっと残念だ。これだけはちょっと前までのミスチルを引きずっている感じがするので。紅白なら「花の匂い」の方が向いているのでは無かろうか。


      My song Your song

      そして音楽ニュースサイト「ナタリー」でも大プッシュされた、いきものがかりの「My song Your song」。もうこれにはメロメロになってしまった。まさか、自分がいきものがかりにハマってしまうとは。最新シングルの「気まぐれロマンティック」。これがもう涙無しでは聴くことができない名曲だった。きっとこのグループのメインターゲットは10代後半辺りだろうと思うのだが、そのくらいの世代に「良かったなあ〜、君らの青春にこの曲があってくれて」と肩を叩きたい気分なのだ。

      1番Bメロからサビにかけての歌詞が最高だ。


      タイクツな運命に 飽き飽きしたの
      知らない台詞(ことば)で 解き放してね

      ダーリン ダーリン 心の扉を 壊してよ
      たいせつなことは 瞳を見て 云って
      あなたとならば この街を抜け出せる
      今すぐ 連れ出して My Sweet Sweet Darling


      退屈な毎日、退屈な街を愛する人となら抜け出すことができる。そんな使い古されたいたような歌詞のモチーフは実を言うと現在では死滅していたのでは無いだろうか。もはや息絶えたモチーフをこのように軽やかに復活させた功績はかなり大きいと思うのだ。「ダーリン」という言葉の持つこの強さ。ただ、せっかく紅白に出るのに演奏曲が最近のじゃなくて、微妙だった頃の初期の曲だというのはどういうことだろうか。残念過ぎる。


      上記2枚で今年はもう充分なのだが、ジャニーズで規制も多いのか、あらゆる媒体から黙殺されている堂本剛による「244 ENDLI-x」の『I AND 愛』
      も挙げときたい。日本で最も先鋭的なポップスの一つだと思う。


      ISOLATION

      最近買ったSpangle Call Lilli lineの2枚のアルバム『ISOLATION』『PURPLE』も挙げておきたい。相変わらずだけど本当に良い。この人達の曲を聴いていると歌詞って決して重要な要素では無いと常々感じる。でも、そのわけのわからない歌詞が良いんだ。来年は久々にライブも観に行くので楽しみ。


      PURPLE

      洋楽は、Black Kidsだとか、Glassvegasだとか、Frinendly FiresとかQ-TipとかBeckとか良いなあと思うのがそれなりにあったけど、上記のJ-POPに比べると感激の度合いは薄かった。来年2月にライブに行くというのもあり、My Moring Jacketの『Evil Urges』を挙げとこう。やはりアメリカの音楽は凄い。


      イーヴィル・アージス

      全体的に聞き逃しているものが結構多い一年だった。

      次は漫画編。

      サニーデイ・サービス復活

      2008.07.25 Friday

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        JUGEMテーマ:音楽




        サニーデイ・サービスが復活するとのこと。しかも、一日限りでなく継続すると・・。

        http://natalie.mu/news/show/id/8578

        何がどうってわけでないのだけど、漠然とこのタイミングで再結成てかなり絶妙な気がする。

        10年前、コンサートの係員バイトで、サニーデイの日比谷野音のライブの会場に僕はいた。夕暮れ時の野音で背中越しに聞いた「若者たち」が忘れられずにこの10年を過ごしてきた。

        今年の1月、九段会館で曽我部恵一は、4thAlbum「sunny day servive」の全曲弾き語りを行った。10年前の若い艶やかな声とは大分変わっていたけど、曲の素晴らしさは何ものにも代え難い魅力を未だに放っていた。でも、やっぱりバンドアレンジで聞きたいと思った。

        そしたら、再結成。

        うれしい。

        「Beautiful World」宇多田ヒカルに関して

        2007.09.15 Saturday

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          Beautiful World / Kiss & Cry

          「エヴァンゲリヲン新劇場版・序」、早速観に行ってきた。でも、エヴァについてなんやかんや書くのは無理だし、あと続きが3本あるので、まだはっきりとした感想は言えない。ただ、この先どんどん10年前のものとは全く展開が変わってきそうなので、一抹の寂しさを覚えたりもする。

          それはそれとして、宇多田ヒカルによる、テーマ曲「Beautiful World」が素晴らしい。というより、彼女は全てにおいて素晴らしい。誰か判別できないくらい太ってしまったが、素晴らしい。そりゃ女の子だから太ったり痩せたりもするさ。

          チープなハウスっぽさがたまらない「Beautiful World」に続き、2曲目の「Kiss&Cry」は完璧なヒップホップ。そして、3曲目「Fly Me To The Moon」はエヴァのTVバージョンのエンディングでかかっていたようなイメージを崩さずに、宇多田ヒカルしかありえないようなアレンジが最高にかっこいい。まるで気が触れてしまったような弦楽四重奏団が演奏しているような情景が浮かんでくる。

          今回の新曲に限らず彼女の楽曲は全て素晴らしい。特に僕は「Deep River」以降が大好きだ。というか最近の楽曲が特に最高で、デビュー当時から凄かったのに更に格段に良くなっているミュージシャンなんて他に思いつかない。

          彼女の曲を聴いていると、もう他のポップスなんて聴きたくなるほど中毒性を持っている。なんでそんなに彼女の楽曲が素晴らしいのか、考えたって僕にわかるはずが無い。ただ、一つ感じ入る所があるのである。

          彼女はかなりの漫画好きを普段から公言している。まあ何の珍しいことも無いのであるが、ただ同じく漫画を愛するものとして、何故だろう。彼女の楽曲の端々から、漫画への愛が溢れているのである(笑)。

          自分でも何を言っているのかという感じなのだが、「漫画的」ということは実は漫画以外のもの全てに対応できる形容表現なのでは無いかと思うのだ。

          「漫画的」であるということ、それはすなわち「中毒性」を秘めたものに他ならない。面白い漫画を読み始めたら、やめられなくなり、寝る間も惜しんでむさぼり読んだという経験は誰にでもあるだろう(あるという前提で話を進める)。もちろん、俺は(私は)面白い小説を読み始めたら止まらなくなったよ〜、なんて人だってたくさんいるだろう。しかし、それは結局の所、その小説はきわめて「漫画的」だということなのだ。

          そりゃあ石田衣良の小説を読んだら止まらなくなるだろう(僕は一冊も読んだ経験は無いが)。じゃあ、ジェイムズ・ジョイスの作品を読み始めたら止まらなくなったなんて経験がある人は果たしてどれだけいるだろうか?ジョイスの難解な作品は確かに世界文学界にとって重要作品の一つではあるが、読破するためには、眠気との戦いは避けて通ることはできない。

          いや、もちろん「ユリシーズおもしれ〜、もう止まんねえよ〜。意識の流れ最高〜」なんていうような人達だって世界中にたくさんいるだろう。でも、一般的に言えば、ジョイスはなかなか読むには骨が折れるし、中毒性といったこととは対極的な位置にあるのではなかろうか。少なくとも、僕がここで言っている「漫画的」なものでは無いのだ。

          じゃあ宇多田ヒカルに話を戻すと、彼女の作品はあまりにも効率的に、きわめてわかりやすくクオリティが高い。文学と違い、絵があって、作品の世界観を効率的にわかりやすく伝えることのできる「漫画」という表現にきわめて近しいように感じられるのだ。

          もちろん、彼女の体重のように、作品によって振れ幅は大きいのだが、それにしても平均点が高すぎる。他の音楽が聴きたくなくなるので、彼女の歌は結構控えめに聴くことに僕はしているのだ。

          現時点で私的宇多田ヒカルランキングは、
          1位「Deep River」(「Deep River」収録)
          2位「Keep Tryin’」(「ULTRA BLUE」収録)
          3位「Beautiful World」

          となっている。ああ、素晴らしや素晴らしや。

          『それでもoasisをあきらめるな』

          2006.11.25 Saturday

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            ストップ・ザ・クロックス(初回生産限定盤)(DVD付)

            oasisのベストアルバム『stop the clocks』が遂に発売された。oasisファンのほとんどが、このベストアルバムの発売に関して複雑な感情を抱いたことだろう。もちろん僕もそうだった。
            ノエル・ギャラガーに言わせればベストアルバムなど出すバンドは終わったバンドを意味する。そんな大口をたたいていたバンドが遂にベストアルバムを出してしまったのだ。

            oasisファンは3rdの『BE HERE NOW』がリリースされた1998年8月23日以降、常に失望感とそれでもあきらめきれずにわずかな希望にすがるという複雑な感情を味わい続けてきた。そうした感情は、僕が書いた2005年サマーソニックにおけるライブレポート(というよりは妄想)を読んでいただければ十分に理解してもらえるはずだ。

            『サマーソニック05もといOasisに関して』


            アルバムやらシングルやらを全て買いそろえているoasisファンの中には、このベストアルバムを買いあぐねている人も多いだろう。しかし、これは「買い」だと断言してもいい。今すぐこのページに貼ったamazonのリンクから注文すべきだ。

            あれこれ語っていてはとてつもない長い文章になってしまうのだが、まずは収録曲に注目だ。

            Disc1
            01.rock'n' roll star (1stより)
            02.some might say(2stより)
            03.talk tonight(B面集より)
            04.lyla(最新6thより)
            05.the importance of being idle(最新6thより)
            06.wonderwall(2stより)
            07.slide away(1stより)
            08.cigarettes&alchol(1stより)
            09.the master plan(B面集より)

            Disc2
            01.live forever(1stより)
            02.acquiesce(B面集より)
            03.supersonic(1stより)
            04.half the world away(B面集より)
            05.go let it out(4thより)
            06.songbird(5thより)
            07.morning glory(2stより)
            08.champagne supenova(2stより)
            09.don't look back in anger(2stより)

            日本版bonus track
            10.roll with it(2stより)
            11.let there be love(最新6thより)

            この2枚のディスクに加えて、ノエルとリアムのギャラガー兄弟のインタビューを中心に収録したDVDが付いている。

            この収録曲とそれぞれが収録されたアルバムの対応を眺めているとoasisがベストアルバムでやろうとしたことがはっきりと見えてくる。
            ほとんどが1stと2ndアルバムとB面集からで、B面集に至っても大体が3rdアルバム発売前の楽曲だ。4thと5thからはかろうじて1曲づつ6thからは2曲(3曲)、問題の3rd『BE HERE NOW』からは1曲も選ばれなかったのだ。
            ここからはっきりと読み取れることはただ一つ、oasisいや、ノエル・ギャラガーは3rd〜5thまでのアルバムを葬り去ってしまおうとしているのだ。このベストアルバムのおかげで、oasisはキャリアとしてはまだオリジナルアルバムを3枚(1st,2nd,6th)をリリースしたばかりのバンドだということを主張しているのだ。

            「stop the clocks(時間を止める)」どころか、彼らは強引な力技で時間を巻き戻した。僕もこうやって改めて聞き直すと、4thと5thのアルバムなんてどんな曲が入っていたのかも思い出せない(3rdは実は大好きだったが)。6thは全く好きでは無いが、oasisは駄作をまだリリースしていないという錯覚に陥ってしまうのだ。


            オアシス(紙ジャケット仕様)

            僕がうれしかったのは、disc1の07.slide awayが収録されたことだ。この曲は好きな人は多いと思われるが、ライブでは滅多に演奏されることは無く、本人たちは気に入っていないのだと思っていた。ところが、DVDのインタビューを観る限りでは決してそんなことは無いらしく、彼らがこの曲の存在を忘れていなかったことがうれしかった。
            ポールマッカートニーにも褒められたという逸話を持つこの名曲は、ライブでも人気の高いdisc2の02.acquiesce(アクイース)と比べてみるとなかなか面白い。アクイースという曲は、リアムとノエルが仲良くパートを分け合ってボーカルをとっている、サビでノエルがリアムのボーカルにとって変わる瞬間がスリリングな曲だ。
            比べてslide awayはリアム一人のボーカルなのだが、なぜだろうか。僕には二人の兄弟が仲良く歌っている姿が目に浮かぶのである。数あるoasisの名曲の中でもこういった幻想が見えるのはこの曲だけなのだ。ブリッジがマイナー調で、サビで一気にメジャー感のあるコードに進行するというoasisの十八番とも言えるメロディだからそう感じたのかも知れない。基本的にマイナーはリアムが、メジャーはノエルの声質がぴったり合うと思うからだ。

            いちいち1曲毎に何かを語っていてはいつまでもこの文章は終わりそうに無い。

            DVDのインタビューでぐっと来たのは、disc2の01.live foreverについてノエルが語った言葉だ。まさに『永遠』という言葉がぴったりな、気が狂うほどの名曲。
            彼はこう語った。

            「グランジ全盛の頃だった。ニルヴァーナの自殺願望の曲は・・あいつ(カートコバーン)も作品も好きだが、俺なら書かないと思ったね。ラリって”死にたい”なんて奴バカらしくて近づきたくもない。この曲で反論したわけじゃない。聞く価値の無い歌詞だと思ったんだ。奴は”持てる者”の自分を恥じた。俺たちは何よりも、朝無事に目覚めるのは最高だと思ってた。貧乏な時もそうだった。」


            なんという明快さ。素晴らしい。毎日いじめやら何やらで子供達が死んでいるが、こういう明快な事を言う大人が周りに一人もいなかったのだろうか。あるいは、いたとしてもそれに伴うだけの説得力(曲)が無ければいけないのかも知れないけど。

            DVDのラスト、クレジットの後のおまけで他にも候補に上がったいくつかの曲名をあげていた。問題の3rdの「Don't Go Away」をリアムが挙げていたのは意外だった。好きだったのか・・。

            しかし、ある1曲の名前が彼らの口からは出てこない。そしてそれは今回のベストアルバムの収録曲を見たとき、世界中のoasisファンが考えた曲だった。そして僕らを代表してインタビュアーはその曲名を挙げた。「"Whatever"を推すよ?」すると、リアムはこう答える。「なぜ入ってないか分かるか?」ここでDVDは終わった。


            ホワットエヴァー

            「Whatever」は1stと2ndの間にリリースされたEP収録の、ストリングスを多用した20世紀最大の名曲であり、beatlesを過去のバンドとして真の意味で葬り去った名曲中の名曲だ。チョイひねくれたミュージシャンなら確かに嫌いそうなタイプの曲であるが、この高揚感は「第九」に比例すると言っても過言では無いくらいの名曲なのだ。キーは違うが明らかにパッヘルベルの「カノン」をなぞった黄金のコード進行(これは「Don't Look Back In Anger」もそうだけど)。良くないわけが無い。
            しかし、ベストアルバムには入らない。今回の最大の謎である。1曲だけバランスが悪いと言えばそれまでだが、この謎を類推するのもoasisの楽しみ方の一つとして喜びたい。


            モーニング・グローリー(紙ジャケット仕様)

            それにしても、日本盤Bonus Trackの入れ方のセンスの無さはどうにかならないものか。なぜ「Don't Look Back In Anger」の後ろに2曲も入れるのか。ちっともボーナスになっていない。「Roll with it」が「Don't Look Back In Anger」の後にきちゃ全てが台無しだ。どちらも、2nd「morning glory」収録であるが、「Roll with it」は2曲目で、「Don't Look Back In Anger」は4曲目なのだ。その順番が崩れているだけでかなり気持ち悪い。

            それにしても久々に歌詞の対訳をじっくり読み直してしまったが、「Don't Look Back In Anger」の歌詞は素晴らしい。わけも無く素晴らしい。

            サリーは永遠に立ちすくむ もう手遅れなのを知ってるから
            俺達が通り過ぎるのを横目で見送り続ける彼女
            その痛々しさに心が残ったとしても それを怒りに転嫁しちゃいけない
            そう君は言うけど


            世界中の青少年の人生を狂わせたロックバンドが、ベストアルバムをこの歌詞で締めくくろうとしたユーモアが日本盤Bonus Trackの担当者はわからなかったのだろうか?
            後半のブリッジはこのように歌われて、もう一度サビが繰り返される。

            君が辿り着きたい場所へならどこにでもお供するよ
            誰も踏み込んだことのない魔境であろうと
            夜であろうと昼であろうと
            でも頼むからロックンロールバンドなんかに君の人生をゆだねたりはしないでくれ
            自分にさえ責任が持てないような奴らに

            慣用句の誓い

            2006.02.11 Saturday

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              85-87 ぼくらのベスト うしろゆび大百科 package1 うしろゆびさされ組

              TSUTAYAでまたまたオンラインクーポンで半額のセールをやってるので、いつも通りここぞとばかり、20枚ほどCDを大量に借り込んできて iTunesにぶち込んだ。
              こういう音楽の聞き方はかなり下品かなとも思うので、大抵20枚くらいを上限と自分で決めていたりする(これくらいでカゴがいっぱいになるからだけど)。こんだけ借りて?2000もいかないのだから音楽好きにはたまらない。

              ま、ちゃんと気に入ったCDは金出して買ってるので良しとするとして、今日借りた中でも秀逸なのが、うしろゆびさされ組の2枚組ベスト。

              確かおニャン子クラブが全盛だった頃僕は小学校低〜中学年くらいだったと思うので、女の子のアイドルに特に興味は無かった(そんなことより光GENJIに憧れていたことは言うまでも無い)。

              だから僕にとっては、うしろゆびさされ組=奇面組への思い入れでもあるのだ。

              奇面組のアニメのテーマ曲は全て好きだった。
              「うしろゆびさされ組」「バナナの涙」「渚の『・・・』」「技ありっ!」
              「象さんのすきゃんてぃ」「かしこ」「女学生の決意」「猫舌ごころも恋のうち」「のっとおんりぃ・ばっとおるそう」「ピタゴラスをぶっとばせ」

              一通り、オープニングとエンディングに使われた曲を挙げてみたが、聴き返すと大体覚えていた。どの曲も印象的なフレーズが数多くあるのでそんなに難しいことじゃない。

              奇面組のアニメは確か土曜の夜だったろうか。奇面組は『3年奇面組』『ハイスクール奇面組』と漫画の単行本も買ってたので元々大好きだったのだが、アニメの楽しみは何と言ってもオープニングとエンディングのテーマだった。

              見慣れたオープニングが突如いつもと違ったものになり、うしろゆびさされ組の新曲が流れるあの瞬間。さりげなく曲名のテロップがまず一番初めの画面の下に流されるあたりが憎かった。

              時間が経ってしまうと、オープニングの「うしろゆびさされ組」、エンディングの「バナナの涙」という組み合わせの時期が何と言っても印象深い。この2曲のシングル盤も買って、小学生だった僕はよく聞いてたのを思い出す。

              「うしろゆびさされ組」のめちゃめちゃかっこいいイントロ(ドラムが凄い、まるでジョン・ボーナムが叩いてるかのよう)から、「ジャ〜ジャジャジャ、ジャジャジャジャジャ〜ジャジャ〜」というギターリフに入る瞬間は今聴いても充分スリリングだ。そしてちょいマイナーな歌メロからサビで一気にメジャー感溢れる開放的コーラスに移ったときの高揚感。色あせる事無い永遠の名曲だと改めて認識。

              秋元康の歌詞は小学生の僕にはわからない単語もあった。例えば、「うしろゆびさされ組」の歌詞で、「あ〜いつはダメーなやっつとレッテル貼られたって〜」という部分の「レッテル」という単語はこの曲が無かったら知るのは当分あとのことだったろう。「ねんね」なんて言う言葉も小学生には当然わからない。

              この曲の歌詞の「世界でわたしだけは あの人を好きでいたい」というフレーズの力強さ。今のアイドルの女の子達は自分の心情を表したかのように見せた歌(自分が、自分がっていう歌ね)を歌うことが当たり前のようだけど、この頃のアイドルは同世代の男の子に向けたメッセージソングという度合いがかなり強いように思える。自分がマイノリティだと思い込んでいた男の子達は随分励まされただろうなあと感慨深いものを感じる。(「世界でわたしだけは あの人を好きでいたい」なんて言われたらたまらないだろうなあ。)

              「バナナンボ〜」と始まる「バナナの涙」はかなり好きだった。Bメロの「ばかね、こっち向いて髪をかきあ〜げて〜」と来て、サビのメロディラインはちょっと泣きそうになる。冷静に聴くと、アレンジの面でBEACH BOYSの「KOKOMO」というトム・クルーズ主演の『カクテル』のテーマソングの影響がかなりでかいように思える。

              「象さんのすきゃんてぃ」は今聴き返すとホントいい曲だ。「すきゃんてぃ」なんて単語も当然この曲で初めて知った。歌詞の「そんな大きな体で何をあなたは照れているの」という所に、当時体の大きい方だった僕は密かにシンパシーを感じていたことを告白しておこう(笑)。80年代特有の打ち込みのリバーブがたまらなく懐かしい。


              Love.Angel.Music.Baby

              奇面組関係以外の曲は初めて聴いたのだが、その中では「SE・KI・LA・LA」という曲がかなり良い。そういえば、 NO DOUBTのボーカルのグウェン・ステファニーが現在ソロ活動でかなりブレイクしているが、その中で「COOL」という曲が好きで僕はダウンロードして買ったのだが、この曲にかなり類似点が見つけられる。まあ、単純にグウェン・ステファニーが80年代のマドンナをかなり意識しているだけだけど。そして僕は80年代のマドンナが大好きなので、そりゃこのうしろゆびさされ組も好きなのは無理も無いことだ。

              秋本康と後藤次利のコンビだけだと思ったら、曲のクレジットの数曲に陣内孝則の名前が!ロッカーズだ。いい曲作るじゃない。根岸孝昌、佐久間正秀の名前も発見。
              DVD付きのはずだが、レンタルでは貸し出してなくて未見だが、堤幸彦が作ってたらしいことも知る。みんな色々なことをやってたのだな。

              小学生時代好きだった漫画は、藤子漫画、コロコロコミック関連の漫画、そしてジャンプ関連では何と言っても「キン肉マン」「セイント星矢」「キャプテン翼」、そして「奇面組」だった。

              今挙げた漫画の中でも「奇面組」だけは僕の中で少しだけ『大人』だった。小学生の僕からしてみれば、高校生というのはとてつもなく大人で、ギャグ漫画でありながら、時折はさまれる恋のエピソードがとてつもなくお洒落に思えた。
              「キン肉マン」やら「セイント星矢」は正直田舎くさいし、ダサイ。しかし、「奇面組」は都会的だった。ギャグ漫画というよりはコメディ。ああいう高校生活に当時はもの凄く憧れていたのを思い出す。リアリティだか何だか知らないが、むやみやたらに性描写、暴力描写が強い表現しかできないのはそいつの才能が無いだけだとここでは言ってしまいたい。

              「奇面組」がむちゃくちゃ好きで、飽きるほど読んでいたのに大分長い間忘れていた。しかし、数年前ふと「奇面組」の存在を思い出した。そのきっかけは、ホリケンだった。
              「笑う犬の生活(か冒険)」でお蔵入りになったコントをオンエアするというコーナーで、ネプチューンのホリケンプロデュースのコントがあったのだが、それがあまりにも「奇面組」の世界だったのだ。そうかそうか、ホリケンのルーツは「奇面組」なんだなあとそのとき勝手に思い込んだのだが、そういう目でホリケンに着目するとますます彼が一堂零を現実に再現したいのだなと思えてくる。
              空前のお笑いブームだが、その割にホリケンは完全に乗り遅れた。ホリケンワールドはどうにもわかりづらいのかも知れない。ホリケンの魅力を全開に発揮できるような番組がひとつくらいあれば良いのに。それは「奇面組」が今の時代にはあまりそぐわないのかも知れないということだろうか。

              実家に帰って「奇面組」をむさぼり読みたくなってきた。


              「ハイスクール!奇面組」テーマソング組+(プラス)
              これ買おうっと。
              うしろ髪ひかれ隊は「ついでにとんちんかん」じゃなかった?どちらにしろ聴きたい。今度借りてこよう。工藤静香だから歌が上手いんだ。

              ちなみに表題の「慣用句の誓い」というのは、「のっとおんりい・ばっとおるそう」の歌詞。「か〜ん〜よ〜う〜く〜の、ち〜か〜い〜」という歌詞で始まる曲ってどうなのさ。「のっとおんりい・ばっとおるそう」は「NOT ONLY 〜BUT OLSO〜(〜だけでなく〜もまた)」のこと。ぶっ飛んでるなあ。

              今最もホットなアイドル、W(ダブルユー)が「渚の『・・・』」をカバーしてるらしいので是非聴いてみたいのだが、あまりにもホットなのでCDを借りるのが恥ずかしくて借りれなかった。タバコくらい良いじゃない。そんなのより周りで見てた大人の方が問題だろう。


              デュオU&U
              20歳になったら勝新太郎の記者会見のようにプカプカとタバコをふかしてほしい。

              サザン『キラーストリート』に関して

              2005.10.30 Sunday

              0

                キラーストリート (初回限定盤DVD付)


                あまりにも忙しくて全く更新してませんでした。別にこのブログやめたわけではありませ〜ん。
                いつのまにやらこのブログに書く文量が肥大してしまい、いちいち一個の記事を更新するのに3時間くらいかかったりするときがあるわけです。金になるわけでも無し、つまらん仕事で時間を費やさなければいけない中、どうしてもブログの更新あんてのは優先順位が低くなってしまうのです。
                文章が長ければ長いほど時間を費やさなければならないし、長ければ長いほど読む人は減っていくであろうという悲しき因果。

                こういう前置きが長いから文章が長くなるわけですが、武部勤の写真がしばらく僕のブログの看板となってしまっていたことが悔やまれます。

                今、このテキストは衛星放送でやってたビートルズのそれぞれのメンバーソロ活動のドキュメンタリーのジョンレノンのパートを観ながら書いています。ナビゲータは渋谷陽一と松村雄策。『LOVE』の音楽と共にジョンとヨーコが裸で絡み合っている映像が流れてます。面白かったのが、『instant karma』で、一見いかにも70年代のロックバンドの演奏シーンなのですが、何かの間違いでしょうか?よく観るとピアノを弾くジョンの横で、ヨーコが目隠しをしながら編み物をしています(笑)。これはなんでしょう?面白すぎます。誰かミュージックステーションで真似してくれないかしら。


                Lennon Legend: The Very Best Of John Lennon

                ジョン・レノンの話が出たところで、本題である、サザンのNEWアルバム『キラーストリート』に関して。

                僕は昔サザンのファンクラブに入会していた程、実はサザン好きでありました。ところが、『TSUNAMI』あたりからはさすがにサザンに対してある種の諦めのような感情もあり、多分そのくらいの頃からサザンが一番好き、とは思わなくなっていたように思えます。

                僕が「いいなあ〜、好きだな〜」と音楽を聴いて感じるとき、それは別に泣ける〜とか、テンションがあがる〜とか、共感できる〜、とかそんなことでは無いようです。ただ、ヘッドホンで聴いて思わずニヤリと笑みがこぼれてしまう、そういう力を持った音楽に常に反応してきました。僕にとって、サザンとは桑田佳祐とはずっとそのような存在であったのですが、ここ数年はそのような笑みがこぼれるようなことはありませんでした。

                久しぶりのオリジナルアルバム『キラーストリート』はそんな鬱憤を晴らすかのように僕を笑顔に変える力を持ったアルバムだったわけです。

                結局、本人がしっかり否定しましたが、このアルバムが出た頃、サザンには解散説が出ていました。僕もそのニュースを知って、このアルバムを聴いたときにはさすがに何か感慨深いものがありました。というのも、あまりにもこの傑作2枚組アルバムで解散というのは最高の終わり方だと思ってしまったから。このアルバムでは桑田佳祐が一曲毎にセルフライナーノーツを書いてもいます。そして、アルバムタイトルの『キラーストリート』は明らかに『アビーロード』を意識してのことだし、「ああ、これで幕引きなんだなあ」と思ったら、もう何だか全てがセンチメンタルに思えてしまって、アルバム1枚目の9曲目、『ロックンロール・スーパーマン』のイントロを聴いた瞬間、思わず目から熱いものが・・・。

                サザンというバンドを聴き続けて不思議に思っていたことがある。これだけ売れ続けてファンも多いわけなのに、いつまで経っても桑田佳祐の影響をモロに受けたようなミュージシャンが皆無だったという状況だ。その立ち位置の良くわからなさが若いミュージシャンの憧れの対象にはなりづらいのだろうという推測はできるけど、例えばわかりやすい所で言えば、ブルーハーツなんてのは、その後(特に昨今)雨後のタケノコのようにフォロワー、というかまんまなバンドがたくさん量産されていたり、清志郎のDNAが数多のミュージシャンに根付いていたり(フィッシュマンズなどは典型かな)。そんな中、ひとつくらい桑田佳祐まんまだなあと感じるようなミュージシャンがいてもいいのになあと常に感じてはいた。

                一時期、ミスチルが桑田佳祐の影響をかなり受けたように思えたけど、なんのことは無い小林武史のせいであり、そもそもルーツとするものが違いすぎる。

                天才と呼ばれる人に共通することなのかも知れないが、手塚治虫にも言えたことなんだろうけど、どんなに大御所になっても大人気無く若い奴らと張り合おうとする気持ちが萎えないことだろう。
                サザンの面白さはいつまでたっても偽物くささを無くさなかったことだと思う。時代時代に合わせて、その時々のヒット曲の要素を取り入れると言えば聞こえはいいが、それこそパクリと罵られることに対しても全く抵抗が無かったのだろうと思う。桑田佳祐は、自分の強烈なオリジナリティに対して絶対的な自信があったのかも知れないけど、その裏で心の底から「オリジナル」と呼ばれるものへの絶大なる信仰に対して疑問を持ち続けている人だと思う。過去に彼の歌詞を集めた本が出ていたが、確かそのタイトルは『たかが歌詞じゃねえかこんなもん』だった気がする。「たかが歌詞」「たかがポップス」「たかが音楽」。このスタンスを決して崩してはいないなと『キラーストリート』を聴いて改めて確信できた。

                そういえば、何年か前、桑田佳祐がインタビューで、「最近、Radioheadの『OK COMPUTER』を聴いている」と発言したことがあった。その矢先発売されたシングルのカプリングが、まんま『Paranoid Android』だったのに驚いたことを思い出した。先にも述べた通り、桑田佳祐はこういう露骨なパクリに特に腰が引けていない。

                ところが、ここからは僕の勝手な妄想(いやここまでもそうか)なんだけど、彼が唯一無視したバンドがいる。それがブルーハーツだったと思うのだ。桑田佳祐は(パンクが嫌いだったのかも知れないが)ブルーハーツの要素を全く自身の音楽に取り入れたりはしなかった。だから当然、ブルーハーツの影響にさらされたその後のバンド(スピッツとか)の要素も当然取り入れていない。

                桑田佳祐のビートルズに対する思い入れはかなり強いのであろう。多分彼は、ビートルズになりたかった。しかし、バンドのソングライターは彼一人。世間のサザンイメージはどうしたってワンマン色の強いバンドとなってしまい、彼の憧れのビートルズとは大きくかけ離れたものだった。しかし、80年代の終わりに、まさに彼の憧れたレノン・マッカートニーに匹敵する程の強烈な個性が現れた。それがブルーハーツであり、ヒロトとマーシーだったわけだ。手塚治虫が若い才能に嫉妬したように、彼も多分嫉妬した。その結果、無視した。自分のことを偽物だと思い続けた人間が、真の天才に触れてしまったとしたら、自分を守るには関わらないようにする以外道は無い。かくて、ブルーハーツのクローンはこの世にたくさん誕生したが、サザンのDNAを受け継ぐ者は現れなかったのだろうなあ。


                Иatural

                で、東スポで報じられた昨今の解散騒動に何故信憑性を感じたかと言うと、ようやくサザンのDNAを受け継いだようなバンドが現れたように思えるからだ。某ジャズミュージシャンの著書の受け売りのようで気が引けるが、ORANGE RANGEの存在はまさにそれだ。多分桑田佳祐はORANGE RANGEは無条件で好きだろうし、もし若かったらあんな感じの音楽を間違いなくやっていただろう。ただ、ここがキモなのだが、サザンが好きな僕が ORANGE RANGE好きかというと全然そうでは無いのだ。全然似ていないから。でも、ORANGE RANGEはサザンのDNAを受け継いでいる。だからこそ、桑田佳祐は、千代の富士が高花田に負けて引退を決めたように(笑)、サザンを終わらせるのでは無いかと勝手に妄想してしまったのだ。
                桑田佳祐はドカベンで例えれば殿馬だ。ところが、長らく(特に90年代)憧れられたのは、岩鬼であり、山田であり、不知火であった。ところが、同じく殿馬の属性を持つORANGE RANGEが天下を取り、CD不況といわれた音楽業界の救世主となった。だったらもう引退してもいいか〜、と桑田佳祐は考えた、ということで僕の妄想は終わり。

                『キラーストリート』、素晴らしいです。サザンという名前からわかる通り、元々アメリカ南部の音楽をやるバンドというコンセプトに少し戻ったような気がします。確かリトルフィートあたりをモデルにしてバンドが出来たはずですから。
                個人的なNo1は「ロックンロール・スーパーマン」。ライナーノーツに書かれてるように、T-REXを彷彿とさせるストリングスアレンジがとにかく泣ける。それから、「LONELY WOMAN」あたりもとても良い。サザンの過去の名曲、「逢いたくなったときに君はここにいない」とか、「愛する女性とのすれ違い」とか、「BLUE HEAVEN」あたりを思わせる地味ではあるがジワジワしみ込んでくる名曲。やっぱ「TSUNAMI」のような大げさな曲は好かんなあ。


                Chaos and Creation in the Backyard

                ジョン・レノンのパートはとっくに終わり、今はポールのパートになってます。マイケル・ジャクソンとの「say say say」のPVが流れてます。ポールのソロ、改めて掘り下げて聴いてみたくなった。『Band on the Run』最高ですな。

                サマーソニック05もといOasisに関して

                2005.08.19 Friday

                0
                  そのローアン・ワトキンソンにも似た老け顔(実際大分老けた)の男が弾き始めたAadd9のアルペジオは、スタジアム中の観客を大いに沸かせた。その数秒前から鳴り始めたキーボードの音色で瞬時に何の曲が始まるかを僕は理解した。
                  強引に直訳すると『シャンペンの超新星』という、やはりまた意味不明な名を与えられたこの曲を聴くために、わざわざ幕張まで来たのだ。
                  Kasabianにも耐えたのだ。
                  Teenage Fanclubをあきらめたのだ。


                  Don't Believe the Truth

                  「How many pople special change〜」とリアム・ギャラガーが歌い始めると同時に会場(少なくともアリーナ前方)は大合唱。もちろん僕も歌う。「We are getting high〜」でフェイクして、ギターのバッキングは大きくなり「Someday you will find me〜」とBメロに進行した。

                  この曲のためにこの舞台を組んだのでは無いかというほど、満点の星空が想起される電飾は、ザック・スターキー、アンディ・ベル、ゲム、ノエル・ギャラガーを薄く照らし、フロントに立つリアム・ギャラガーだけをもう少しだけはっきりと映し出す。

                  なるべく大画面モニターを観ないようにした。歌が2番に入ってから歌うのをやめ、バンドの音に耳を澄ませてみる。しかし、周りの小僧の歌声が左の耳からずかずかと侵入してくる。でもしょうがない。誰だって、自分の知りえぬところで他人に疎まれているものだろう。

                  oasisの出番まで1分の狂いも無いほどタイムテーブルにしたがって進行されきたのだが、oasis直前で機材トラブルが発生し、結局開演時間は40分遅れた。その待ち時間はアリーナ席前方で待つ者達には永遠とも思えるような長い時間で、金曜の夜の新宿からの高尾行最終電車ほどの混み具合で、なおかつ皆の体は汗でベトベト。そんな中で、Weezerの出番が終わってからoasisが登場するまで、約70分待ち続けたのだ。

                  そんな状態でoasisを待ち続けたわけであるから、特にアリーナ前方にいた者でその日のoasisに対して、盲目的にならずにいれる者などいるわけが無かった。

                  リアムのかっこよさは永遠だ・・・


                  モーニング・グローリー

                  序盤は、新アルバムの曲と、「morning glory」やら「Cigaretts&alchol」など古い曲を織り交ぜてなかなか飽きない展開。新アルバムの「へ〜い、らいら!」という曲では皆ピョンピョン飛び跳ねている。

                  これは楽しい。やはりオアシスは別格だ・・・


                  少し太った

                  序盤も終わり次第に目が慣れてくる。右上に目線を向け、モニターに映し出されたリアムの顔を見ると、それは一人の老け込んだイギリス男の顔だった。真横からのショットでは、少し出っ張った腹が目立っている。そりゃそうだろう、リアム・ギャラガーも既に妻子持ち、30代前半と言ったところだろうか。自然とオヤジになっていくのだ。白髪染めのひとつやふたつしていてもなんらおかしくない。僕が『morning glory』を手にしてからもう10年経ってしまったのだ。
                  ノエル・ギャラガーは元々が年寄りくさい顔をしているので、更に顔にしわが増え、おじいさん、といったたたずまいであるが、彼は今の方が昔よりもかっこよくなったなあと感じる。

                  両腕を上に上げると、涼しい海風が腕の湿り気を乾かした。野外のライブでのアリーナ席にいるということは、水の中にもぐっているようなもので、腕を人ごみの中から逃がすだけで深呼吸ができる。皆、腕を上げているのは、舞台上のパフォーマーに対する賛辞でもあるのだが、単に涼しくて気持ちよいから腕をあげるのだ。

                  それにしても、先ほどのWeezer、巧みだった。予想通り、新アルバム『make bilieve』2曲目、「perfect situation」はライブでその魅力を存分に発揮した。夕暮れに包み込まれる時間に、「うぉ〜、うぉ〜。うぉ〜、うぉ〜。うぉ〜、うぉおおお〜。」と、合唱したあの瞬間、千葉マリンスタジアムは50年代のアメリカだった。いや、リヴァース・クォモが細身のストレートジーンズに赤を基調としたチェックのジャケット、手にはギブソンSG、といった出で立ちで登場したときから、千葉マリンはアメリカン。思いきりアメリカンだ。『Back To The Future』がむしょうに観たくなる。マイケル・J・フォックスはどうしているのか。

                  ああ服装と言えば、リアムのあの首に巻いているスカーフはどういうつもりだろう?似ているというわけでは無いけど、どうしたって中尾彬の首周りがちらついてくる。多分リアムに、ダウンタウンDXあたりに出ている中尾彬の映像を見せれば、きっとーファッキンクール!ーなどと言って、真似をしかねない。リアムはまだ中尾彬を発見していないだけのこと。


                  問題の首巻き

                  カサビアンの1曲目はちょっとだけかっこよいかもと不覚にも思った。しかしすぐに考えを改める。ギタリスト、確かにイケメン。ヴィンセント・ギャロみたいだ。声の変なところもギャロっぽい。Weezer、Oasisの待つ至福の時間までの辛抱とあきらめる。
                  その後、Weezerのおかげでカサビアンというバンドの記憶はほぼ消えうせた。

                  『Champagne Supernova』が終わったら帰りたくなった。よく、この時間が永遠に終わらなければいい、などという表現を耳にするが、それとは真逆の、早く終わって欲しい、という想いが常に矛盾をはらんだまま付きまとう。誰かのライブを観に行ったときでも、何かの映画を観に行ったときでもいい。自分が観たくてお金を払って、わざわざ足を運んでいるのに、始まったとたんに終わることを願い出すのだ。oasisが出てきた瞬間に帰りたい気持ちがあった。彼らが確かに千葉に来て自分の何メートルか何十メートルかの距離で演奏をした。その事実だけを確認できさえすれば、後は自転車にでも乗りながらCDを聴いてれば満足なのだ。

                  『Champagne Supernova』の後もヒット曲は続いた。『Rock'n Roll Star』が続き、そのほかにも、『Wonderwall』やら、『Don't Look In Back Anger』やらも演奏する。
                  『Don't Look In Back Anger』は、多分日本のOasisファンが一番歌詞を覚えて歌いやすい曲であろう。僕も完全に歌詞を通しで丸暗記している曲はこの曲くらいだ。だからこそ、この曲がその日一番の大合唱となったことは必然だ。僕も大声で歌った。ノエル・ギャラガーは、「so sally can't wait〜」と歌われるサビの部分になるとマイクから口を離した。もはや歌っているのは観客だけだ。何万もの観衆の大合唱。それはロックンロールのライブにおいてはある種美しい光景なのは間違いない。しかし、観客を見ながらギターを弾くノエルの年老いた顔をモニターで観ると、何とも複雑な気分になった。

                  『Don't Look In Back Anger』という曲を何故リアムに歌わせなかったのか詳しい理由は知らない。キーが合わないだとか具体的な何かがあったのかも知れない。だが、ノエルはこの曲を誰にも渡したくなかったのではないだろうか。弟にすら歌わせない、この曲は自分だけのものだ、そうしたエゴを主張したくなるほど素晴らしい曲を作ったと確信していたのだろう。
                  しかし、この曲は既にOasisの、いや、ノエル・ギャラガーの所有では無くなった。ノエルはこの名曲をオーディエンスに譲り渡したのだ。もしかしたら、半ば強引に奪われていたのかも知れない。古今東西の名曲に付きまとう矛盾は例外無くOasisにも襲いかかり、その呪縛から逃れうることは不可能なのかも知れない。ヒットチャートの上位に登り詰めることを目的としたポップスならば、それは一つの到達点だ。しかし、Oasisはロックンロールであり、存在そのものが芸術的で、彼らも常にそれを信条としてきたはずだ(芸術なんて言葉はくだらないと考えているかも知れないけど)。
                  曲の最後のフレーズ、「Don't Look Back In anger〜」とためにためて歌う部分は、長渕剛の「乾杯」、あるいは、サザンの「いとしのエリー」のようにお約束として観客のために歌われた。「ヘタクソな英語で歌わなくていいからお前ら黙って聴いてろ」などというあ
                  の魅力的で死ぬ程かっこいいOasisはもう消えてなくなってしまったのだろうか。

                  1stと2ndの曲を予想以上に彼らは演奏した。しかし、それは前向きに考えれば現在の曲に対する自信の現れかも知れないとも捉えることはできる。最新の発言を読んでいる限り、というか、デビューの時からずっと常に最新作が最高傑作だと大口を彼らは叩き続けた。ほとんどのミュージシャンは自分たちの最新作を絶賛する。それはプロモーションの為でもあるのだろうけど、Oasisに限っては少し違うのでは無いかという希望を僕は持つ。少なくとも表現者である以上、常に現在進行形の作品こそが最高傑作だと心から信じるべきだ。そうでなければ、表現活動など続けて行く必要は無い。往年の名曲を演奏して観客を喜ばせることに終始すればよいだけのこと。そして、それは決して俗っぽいことでも何でも無く充分に素晴らしいことだと思う。

                  最新作が最高だと信じ切っているからこそ、彼らは惜しげも無く1stと2ndの曲をリスナーに譲り渡すことができたのかも知れない。そういえば、僕が前回Oasisを観たときは3rdの『Be Here Now』をリリースした時であったが、そのときは執拗に3rdアルバムの曲を演奏していた。今回のライブでは1曲も演奏されなかった3rdアルバムだ。それはそのときの彼らが最新作に対して完全な自信を持つ事ができなかったからであろう。現に後の発言で3rdアルバムが気に入っていなかったことを語っている。

                  『Don't Look In Back Anger』と並んで、多くの人にとってハイライトとなるはずであったろう『Live Forever』が何故だか知らないが、ザック・スターキーのせいなのか、異常にテンポが遅かった。あの曲はレコード以上にテンポを落としてしまうのはいかがなものか。あの曲の魅力は、若干閉塞感すら感じる前半の歌からサビに突入した瞬間にもの凄いハイスピードで周囲の空気がほどけていくようなあの感じ。あの感じこそがたまらないのだ。残念ながら『Live Forever』にマジックは無かった。

                  現在のTHE WHOのメンバーでもある、ザック・スターキーがドラムであったから、大半の予想通り『My Generation』でライブは締めくくられた。個人的な好みだろうけど、僕はOasisのカバーは『C'mon Feel The Noize』以外はあまり好きではない。The Whoの曲の中でも『My Generation』は全く好きじゃない。終わり方とすれば不完全燃焼ではあったのだ。

                  『Champagne Supernova』の話がしたい。曲は「Cos people believe〜」と歌われるCメロにさしかかる。ギターのノイズが少し増したようにも感じる。でも、まだ足りない。ギターの音圧が絶対的に足りない。僕の想像の中の『Champagne Supernova』の音圧には敵わない。誰か舞台に飛び上がって、ノエルのアンプのゲインを最大まで上げてくれ。リアムの声などかき消すくらいの、洪水のようなギターの音に溶けてしまいたい。

                  7分の長尺の曲中、2回だけ登場するあのギターリフが鳴る。1回目も2回目も半拍程タイミングが早いように感じられる。いや、絶対に早い。あの反拍のタメがあるから僕は宇宙の果てまでぶっ飛んで行けたのに。

                  待望の『Champagne Supernova』は終わった。『Rock'n Roll Star』が始まる。少し年を取り、疲れた顔をしたリアムが今歌うには少しだけ無理があるように思えた。何故僕が『Champagne Supernova』という曲にこだわっていたか、それは年を取った今のOasisが歌うのに最も適した曲であると考えていたからだった。この曲は浴びるほどの名声を手にした後の人間の歌だ。それは一一般の僕らには共感できるはずの無い歌であり、若かりし頃のリアムが歌うにも少し早すぎた歌だ。今のOasisだからこそ、父親になった現在のリアムだからこそ、かつては表現できなかった深みが加わると思うのだ。だって、改めて歌詞を読み返すと、まるで父親が息子に語りかけるような曲にも聴こえてくるのだ。


                  Definitely Maybe

                  追記
                  1ヶ月遅れで発売されたSNOOZER最新号のoasisの記事を読むと、僕が今書いたことはかなり悲観的な見方だというように受け取れる。しかし、アメリカでのライブレポートの中で『Champagne Supernova』の事に触れた文章に重大な間違いある。以下、48ページから引用。

                  僕の観察が間違っていなければ、この日もっとも大きな歓声で迎えられたのは、この次に演奏された”シャンペン・スーパーノヴァ”だった。『ディフィニトリー・メイビー』を単なるイケイケの一元的なロックンロール作品には終わらせていないのは、やはりこの曲の存在があってこそのこと。う〜ん、やはり名曲とシミジミ。

                  最初、誤植かと思った。しかし、”シャンペン・スーパーノヴァ”が収録されている『モーニング・グローリー』は単なる一元的なロックンロール作品では全く無い。田中宗一郎の完全な記憶間違いだ。『モーニング・グローリー』のラストが”シャンペン・スーパーノヴァ”であることはかなり重大だ。その後のOasis作品と、2ndまでのOasis作品をはっきりと分ける役割を、この”シャンペン・スーパーノヴァ”が果たしていると思うから。メンバー交代云々ではなく、Oasisはこの時点で一度終わっているのだ。そしてまた別のバンドになって現在に至る。ドアーズで言えば、「the end」に当たる曲が”シャンペン・スーパーノヴァ”なのだ(いや、全然違うかも)。

                  確実に言えること。4,5年ぶりに観るOasisは最高だった。
                  他のどのミュージシャンを観てもここまでの妄想に取り憑かれることは無いだろう。

                  サマーソニックへ寄せる期待及びWeezerについて

                  2005.08.13 Saturday

                  0

                    Make Believe

                    いよいよ8月14日にサマーソニック2日目が控えているわけで、東京はいわずとしれたoasisが大トリに登場する。

                    元々、Teenage Fanclubが観たくてチケットを取っているのにOasisにどうしても背を向けることができず(厳密に言えば、時間がかぶっているわけでは無いのでどちらも観ることだけは可能だが、Oasisをスタンドの端っこから観ることなどしたくない。ましてや、スタジアムにすら入ることができなかったら・・・)。

                    当初観たかったはずのティーンエイジを泣く泣くあきらめるという矛盾を抱えつつも、そうなってくると、俄然Oasisの前に登場するWeezerに対する期待は否が応でも高まってくるものだ(さらにその前に登場のカサビアンは完全に休憩時間と決めた。飲み物を飲み、トイレに行き、ストッレッチでもして、耳栓でもしてアリーナの端っこで寝てしまおうかしら)。

                    Weezerはサマーソニック初年度の富士急ハイランドで観た。Weezerが終わったあとダッシュしてTeenage Fanclubの会場に向かい、『Everything Flows』が始まり、最終曲では『The Concept』が・・・あの幸せと言ったら・・・。いや、ティーンエイジの事はいい。彼らとはまた遠く時の輪の接する場所で再会できることを夢見よう。

                    Weezerを120%堪能するために、最新アルバム『make believe』のCDRを友人から貰い受ける。素晴らしい・・・。
                    何度か聴くうちにそれなりに思うところがいくつかあり、それはそのまま僕にとってのWeezer像を掘り下げていく。

                    この最新アルバムは先行シングルでもある『Bevery Hills』から始まる。この曲は若干コミカルなテイストでもあり、これもまたWeezer流の範囲内にある曲だ。しかし、2曲目の『Perfect Situation』のイントロを聴いて一気に僕のWeezerへの、ひいてはアメリカンギターポップというものに対する想いは再燃する。このイントロは、ギターポップというものを愛する人ならもしかして、想像の中で、意識、あるいは無意識の底流の中で、ずっと鳴っていた音なのかも知れない、などと大げさな賛辞が頭をよぎり、胸のずっと奥の方が熱くなってゆく。「singing!」と控えめにつぶやかれたあと、サビで一気に「Wow Wow Wow〜」と歌詞の無いメロディだけが曲を埋めてゆく。それにしてもこのイントロ。明らかにこの曲はアルバムの冒頭で鳴らされるべき曲だった。このアルバムをCDプレーヤに入れて、再生ボタンを押し、このイントロが始まってしまったら、もう黙ってはいられないだろう。どういう経緯で曲順を決めたのかは全く知らないが、少しコミカルな『Bevery Hills』でアルバムをスタートさせた所に、リヴァース・クォモという男の「照れ」が見え隠れし、またそれが何ともリヴァースという男性の人柄を良く表しているのかもなどとも思ってしまう。

                    大絶賛の2曲目『Perfect Situation』ではあるが、何度か聴いて感じたのだが、後半、本当に微々たることだが、少しだれる。気のせいかとも思ったのだが、何度聴いてもその印象が拭えない。もしかしたら、本人もそれを何となく感じて1曲目の大役をこの曲に与えなかったのかも知れない。とはいっても、「Wow Wow Wow〜」だけの歌詞の無いサビの部分はまさにライブ向きではあるなと思うので、少しだれるくらいの展開の方がちょうど良いのかも知れない。


                    Weezer (Green Album)

                    Weezerは、セカンドアルバム『Pinkerton』の後、長い沈黙に入り、ベースのマット・シャープが抜け、サードアルバム『Green Album』を聴いたときは全く別のバンドではないかという印象を持った。この『Green Album』はWeezerの5枚のアルバムの中でも気味が悪くなるくらいに曲の出来が良く、捨て曲など一切存在しない完璧なアルバムだった。その無機質なまでに完璧なポップスはリヴァースに何らかの大きな変化があったことが何とは無しに想像できた。もしや、切れ長の目の美人と銀河を駆ける鉄道に乗って、機械のカラダを手に入れてしまったのでは無いかというばかばかしい想像をしてしまうほど、完璧なポップス製造機となったリヴァースの曲は、もちろん、それ以前と変わらずに、センチメンタルで、エモーショナルで、ノスタルジックで、胸を締め付ける。しかしながら、人間らしい心などとうに失い、もはや歌になど興味を無くしてしまったのでは無いかという勝手な想像も沸き上がる。


                    Make Believe

                    『Green Album』以降のWeezerは実はギターソロが素晴らしいと感じている。曲のテンションを全て間奏のギターソロに持ってきているのではないか、一番良いメロディを歌などには譲らない。最高のメロディは全てギターが鳴らすのだ、そんな気概すら感じられるのだ。もちろん、こんなことは全部僕の個人的な印象であって、もっともっとWeezerが好きで聞き込んでいる人達からすればそんなことは全くのでたらめなのだ思われるかも知れないけど。


                    Weezer

                    ライブの1曲目に何を聴きたいか考える。やはり、ファーストアルバムの1曲目『My name is Jonas』以外に思いつくことができない。久方ぶりにこの曲を聴き直す。この曲は本当にまとまりが無い(もちろん「まとまり」なんて概念すら存在しないバンドは他にもたくさんいるけど。Pavementとか。)歌のAメロからBメロに変わるところでも、バンドの演奏は、はっきりとした変わり目をこの曲は持たない。ギターのノイズがそのまま継続し、最後までメロディは解決感を持たぬまま、アコギのアルペジオを付け足してこの曲は終わる。もはや現在のWeezerのハイファイな音では絶対に再現できない音。

                    ライブの最後の曲に何を聴きたいか考える。やはり、セカンドアルバムの最終曲『Butterfly』だ。リヴァースの弾き語りのこの曲が、最もWeezerの曲で好きだ。改めて聴き直してそれは何年経っても変わらないことを実感する。こうして考えると、何だ結局ファーストとセカンドが好きなだけなんだと再確認。Weezerファンとしては決して良質なファンでは無いんだなと自覚。


                    Pinkerton

                    この記事のネタになるかと思い、セカンドアルバムの歌詞対訳を見直し、『Butterfly』の歌詞のあまりにあまりな事にちょっとひく(笑)。この曲が一番好きだっていうのはさすがに恥ずかしいなあ。僕ももう27歳なのだ。
                    せっかくなので、全文引用で締めることにする。著作権とかそんなこと知ったことか。

                    バタフライ
                    昨日、僕は外に出た かあさんの弁当箱を持ってって
                    きれいな蝶々を捕まえた 
                    今日 目が覚めて 妖精のようなベッドをながめたら 彼女はすっかりひからびていた
                    その胸には もはやため息すらない ひどいことをしちゃったね
                    体の命ずるままにしただけで きみを傷つけるつもりはなかったんだ
                    だけど僕は 欲しいと思ったものを捕まえるたびに 
                    逃げられてしまうんだよ 霊魂がすりぬけていくんだ
                    僕の手は もう何日もきみの匂いがしてる きみの香りを洗い流せない
                    僕がイヌなら きみは雌イヌだ
                    きっときみも僕と同じくらい生身なんだろう
                    もしかしたら 僕には幻想が必要なのかもしれない
                    蝶を追い続ける人生 か
                    きみに言ったよね
                    コマドリが巣を作るころに帰るって
                    でも 僕は帰らないよ
                    ごめんね

                    ミュージックバトンに関して

                    2005.06.29 Wednesday

                    0
                      mixi内で、ミュージックバトンなるものが回ってきました。知らない方は検索してみればわかると思います。何人かに回さなきゃいけないのは、不幸の手紙と同じ原理です。

                      1.コンピュータに保存してる音楽ファイルの全ボリュームは?
                        30.32GB 6038曲

                      一時期、70GBくらいになってて、しかもiPodの転送とかも異常に遅くなったことがあるので、何かと思ったら、取り込み形式がAIFFの形式になってた。AACに全部直したらこのくらいまで小さくなった。音楽データは外付けHDD200GBに取り込むので、容量はまだまだ平気。

                      2.今かかってる曲は?

                      Shape of Jazz to Come

                        『LONELY WOMAN』 by Ornette Coleman
                      「ジャズ来たるべきもの」という1959年のアルバム。

                       最近、とあるジャズミュージシャンの本を読んだ影響。ジャズを聴くのが楽しくなってきた。マイルスとかをTSUTAYAで借りまくる。オーネット・コールマンについてもその本で触れてったっけ。

                      3.最近買ったCDは?


                      ばらいろポップ

                      『ばらいろポップ』 by SINGER SONGER
                       Amazonから発送されたらしいが、まだ届かず。男女の混成具合とか、ピクニックみたいな装いとか、ママス&パパスとかABBAとか思い出した。多分その辺は意識したのかなあ。「夢のカリフォルニア」。
                       なんにしろCoccoの新しい音源が聴けるのはうれフィス。

                      4.よく聴く5曲、または思い入れのある5曲【思い入れ】【よく聴く】

                       
                      Relish

                       『one of us』by Joan Osboarne【思い入れ】
                      至高の名曲。プリンスがわざわざカバーするというくらいだから、主観だけでは無く、圧倒的な名曲だということがそれだけで証明済み。このブログで長々とこの曲について書いた。

                       ちなみに、この記事中に貼ったリンクからJoan Osboarneのアルバムを買っていた人がいた。どなたかは存じ上げませんが、あなた!間違ってはいません。そのアルバム、その一曲があなたの救いとなる日が来るかも知れません。


                      Grave Dancer's Union

                       『Runaway Train』by Soul Asylum【思い入れ】
                      高校の頃、60年代、70年代の音楽以外聴く価値が無いと思いこんでた時期に、出会ったリアルタイムの音楽。グランジ旋風が吹き荒れていた時代、なんとなくその身なりと、ボーカルのデイブ・パーナーが、ジョニー・デップと別れた後の、ウィノナ・ライダーの彼氏だったことから、勝手にその系統にくくられてたけど、今考えると、かなり典型的なアメリカンロック。90年代半ばの曲だけど、アメリカが病み始めたと同時に、現在と比べると遥かに健全で牧歌的だった印象も受ける時代の音楽。このバンド、実はまだ活動中だったのに最近びっくりした。来日求む。
                       Bustedっていうイギリスのファッションパンクというか、アイドルパンクバンドがカバーしてるけど、それは未聴。スタンダードな名曲としてこれからもカバーバージョンがたくさん出るとウレフィス。


                      LIFTED or The Story is in the Soil,Keep Your Ear to the Ground

                       『Letユs Not Shit Ourselves(to Love and to Be Loved)』 by Bright Eyes【思い入れ】&【よく聴く】
                      もう何だか疲れてるときとか、涙腺が緩みやすいときに聴くと確実に泣いてしまう曲。こんなにものすごい歌声って滅多に無い。3月に来日公演があったけど、この曲を演らなかったことがかなり悔やまれる。この曲を聴いて、ついに、ディランの正統な後継者が現れたと感じた人は多いはず。21世紀の『Like A Rolling Stone』。

                       
                       
                      サム・クック・ライブ

                      『Bring It On Home To Me』 by Sam Cooke【思い入れ】&【よく聴く】
                      高校生の頃、桑田圭佑がTVで歌ってのを聴いて一発で気に入った曲。で、サム・クックのベストアルバムを買ってそれ以来大ファン。最近になって、上記のライブアルバムを聴いてぶっ飛んだ。トータス松本のカバーもおなじみだけど、やっぱり本物はすごい。



                      MOTHER

                       『POLLYANNA (I BELIEVE IN YOU) 』by MOTHER ORIGINAL SOUNDTRACK【思い入れ】
                      糸井重里プロデュースのRPG、『MOTHER』のサントラ1曲目。主人公が仲間を見つけるまでのフィールドの音楽。ムーンライダースの鈴木慶一が作曲。『MOTHER』かなりやりこんだけど、何よりも音楽が素晴らしく、特にこの曲が一番好き。このアルバム廃盤になってからかなり探し回ってて、おととしあたり再発されたときはほんとにうれしかった。「良いメロディ」というものの基準として考えている曲。
                      このサントラを聴くと、小学生の頃の夏休み、学校のプールに行った後、家で昼ごはん食べてからこのゲームやってたことを思い出す。その頃住んでいた家の空気やら、ベランダから入り込む夏の匂いやら、友達の顔やら、様々な記憶を喚起するのだ。


                      感想
                      5曲に絞るのはむずい、というか厳密に考えすぎると不可能です。でも、こうして見ると、最後の『MOTHER』のサントラも含めて、アメリカ的なものしか思い浮かばなかったです。他にもあげたかったのが、ビーチ・ボーイズや、ブルース・スプリングスティーン、ラズベリーズ。後は個人的に再ブームが訪れたロッド・スチュアートやプリテンダーズ。大体が古き良きアメリカンロックですが。
                      でも、OasisとかColdplayもなんだかんだ言って大好きですし。

                      日本の曲はなぜか出てきませんでした。あえて書くなら、サザン『真夏の果実』。Cocco『風化風葬』。それから、河村隆一関連(関連です。本人じゃありません。ルナシーでもありません。)。でも、ぱっと出てこないだけでもっと重要な曲はたくさんあった気がする。


                      あとは、誰か別の人に回さなきゃならないのですが、そちらはmixi内でまわすことにします。

                      『summersonicとteenagefanclubとoasisとええじゃないか』に関して

                      2005.06.15 Wednesday

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                        ヒット大全集

                        来たる8月14日(日)のSUMMER SONIC(東京)に対する期待が次第に募ってくる。この日にoasisだけではなく、TEENAGE FANCLUB(以下TFC)までもが来るからだ。行ってしまえば、この2バンドを観るためだけに僕はこの日のチケットを購入した。

                        現時点で、詳細なタイムテーブルは発表されていないが、大体の出演順と思われるものは既に発表されていて、それを観る限りあまり僕にとってはよろしくない流れになっている。

                        メインステージ(千葉マリンスタジアム)のトリは言うまでも無くoasis。その前がweezer。で、そのまた前がKASABIAN、その前がTHE ORDINARY BOYS、でその前が・・・(続く)となっている。
                        一方、TFCの出るステージは、トリがTHE LA'S、その前にTFC、その前にBLOC PARTY、でその前がRODDY FLAME(アズテックカメラだ!)、その前が、DEATH CAB FOR CUTIE(超期待)である。

                        それぞれ少しづつ時間をずらすはずなので、TFCを観た後で、oasisを観に行くことは十分に可能である。僕の予想ではweezerの途中であるだろうからだ。しかし、2003年のSUMMER SONICの経験から、TFCが終わったあとにoasis目当てで移動したとしても、アリーナ席に入ることはできないのだ。アリーナ席に入るためにはかなりの行列を覚悟しなければならない。2003年、トリのRADIOHEADをアリーナ席の前の方で観るために、stereophonixやら、good charlotteやら、strokesやらをスタジアムのアリーナ席で、飲み物を買いに外に出ることも許されず(一度外に出るとまた並びなおし)、ひたすらに観続けたのだ。

                        今夏、oasisを間近で観たければ、THE ORDINARY BOYS、KASABIAN、WEEZERあたりはフルで観なければならないだろう。となると、最も辛い時間はKASABIANか・・。なんで、ダンスミュージックっぽいロックバンドって人気が根強いのだろうか?THE MUSICとかもそうか。PRIMAL SCREAMの良さを誰か教えて欲しい。

                        保守派ギターポップ(ロック)の祭典でもあるサマーソニックにダンスの要素などいらいのでR。


                        Man-Made

                        TFCとoasisは5月に新作をリリースした。
                        TFCの新作『Man-Made』は、相変わらずのTFCという評価が正統となっているようだが、そんなに変化が無いわけでもない。トータスのジョン・マッケンタイアとRECをおこなったという今作の音は、以前までのTFCとは一線を画すものがあると感じた。初めて、PRO TOOLS等の波形編集ソフトを導入したといったような情報もある。曲の作り方に関しては、前作『HOWDY』あたりから顕著になってきた、楽曲への抑制の利かせかたを更に突き詰めた感がある。こうして聴いてみると、『GRANDPRIX』などはもはや別のバンドのアルバムのようにも思える。

                        とはいいつつも、どういう変化がこのバンドに起ころうともTFCの曲は素晴らしく、瑞々しい。このバンドは、前作あたりから、ノーマン・クック(G/Vo)、ジェラルド・ラブ(B/Vo)、レイモンド・マッギンレイ(G/Vo)の3人で仲良く曲を分担してアルバムに収録している。それ以前は、前者2人がソングライティングの中心であった。
                        ビートルズに例えれば、ノーマンはポール、ジェラルド・ラブは、ジョン。で、レイモンド・マッギンレイがジョージ・ハリスンであろう。
                        レイモンド・マッギンレイは、レノン・マッカートニーに比類するであろう2人のソングライターに少し水を空けられている「第3の男」という印象は否めなかったのだ。
                        あくまでも、新作『Man-Made』で一番良いであろう曲は、レイモンド・マッギンレイの書いた曲(M6『ONLY WITH YOU』)であるのだ。美しく、印象的なピアノのリフと、抑制の効いたメロディ。少なくとも現在のTFCの指向性を最も端的に表現できているのが、レイモンドの楽曲のような気がするのだ。彼の楽曲の比重が高くなっているのは十分にうなずける。

                        もはやおっさんバンドと化したTFC(40代?)で、この後に及んで「第3の男」が著しく台頭するということがおきてしまうことがこのバンドの、この新作アルバムのすさまじいところであるのだ。



                        Don't Believe the Truth

                        で、oasisの新作はと言うと、結局のところ「悪くはないんだけど・・」、「前作よりはよいかな・・」とか言うお決まりの感想しか出てこない。でも、よくよく考えると1stと、2ndみたいなアルバムをこの先量産せよというのが勝手な話で、oasis的には別に何の問題も無いだろう。重要なことは、面白くないアルバムでもよいので、コンスタントにリリースしてくれる限り、日本でもライブはするだろうということだ。新作の曲が中心であろうとも、合間やアンコールで鳴らされる過去の楽曲が聴けるのであれば別にそれでよいんじゃないかと思う。「LIVE FOREVER」を死ぬまで演奏してくれるなら何の文句も無いだろう。

                        今年のサマーソニックoasisをアリーナ席から見たければTFCをあきらめる必要がある。じゃあ、oasisはスタンドでいいじゃないかとも思った。だって、このTFCファンのやってるブログとかを見ると、もうTFCのライブはヒットソングパレードだ。新作アルバムを曲順に全曲演奏した後に、もったいぶることなく過去の楽曲をどんどんさかのぼっていく。「HUNG ON」などやってくれたらもう涙どころか、鼻水どころか、よだれどころか、耳水どころか、精液まで垂れ流してしまうのではなかろうか?

                        でも、oasisをアリーナで見たいと思う理由はただひとつ、もし「Champagne Supernova」が演奏されたとき、スタンドにいたら後悔するであろうから。この曲だけはoasisを見上げる形になるアリーナで聴いた方が良い。アリーナ席で、ノエルのレスポールから鳴り響くディストーションに押しつぶされたいのだ。例えば、「LIVE FOREVER」ならばoasisを見下げるスタンドにいても良いのかも知れない。なぜならあの曲は、物理的に上の方向へ向かって鳴らされているという印象を受けるからだ。


                        モーニング・グローリー

                        しかし、「Champagne Supernova」は違う。イントロやアウトロに水の音が入れられていることからもわかるように、あの曲だけは下へ向かう。深い水の底に潜っていくような楽曲なのだ(PVもそんな風だったなあ)。ダウンピッキングから鳴らされるディストーションの圧力に押しつぶされるためには絶対にアリーナにいなければならないのだ。そして、「cause people believe〜」というCメロのカオスを経た後で、天から降りてくるような「たらららら〜ら、たらららら〜らら。たらららら〜ら、たらららら〜らら。たらららら〜ら、たらららら〜らら。たらら〜。」というあのギターリフ(曲聴いたことない人にはまったくもって伝わらないだろうけど)につながる瞬間をアリーナで体験したい。6分以上ある長い楽曲の中で、このリフが鳴らされるのは2回。小節にしたら4小節か8小節くらいだろうか。 「やがて来るときを待ち望んでいる」といった感覚を味わえるのはoasisの中でもこの曲だけだ。


                        ホワットエヴァー

                        僕が死ぬまでに一度観てみたいoasisライブのセットリストは、フルオーケストラを引き連れて『Whatever』1曲のみを延々と1時間も2時間も演奏し続けるライブだ。『Whatever』は、まさにトランスだ。カノンなどに代表されるように、ストリングスのシーケンスが延々と繰り返されると何ともいえぬ高揚感に襲われる。ビートルズの『All You Need Is Love』に例えられたりしていたが、どちらかと言えば『Hey Jude』だと思う。しかし、『Hey Jude』と大きく異なるのが、リズムの跳ね方であろう。『Hey Jude』のリズムでは、最後の「ら〜ら〜ら〜ららら〜ら〜」のコーラスパートで、ライターを上にかざして左右にゆっくりと揺れる観客の姿が思い浮かんでしまう。『サライ』なんかと同じタイプ。

                        僕の頭の中での理想の『Whatever』は、ウェンブリースタジアムのようなところで10万人とかいう人間がバラバラにピョンピョン飛び跳ねている姿。葉加瀬太郎みたいな出で立ちの楽団員達が憑き物でも憑いたようにチリチリの髪の毛を振り乱し、弦楽器をひっかく姿。初めから無視されるオーケストラルの指揮者。ノエルもリアムも途中で飽きて退場するけど、関係なく音楽が続く。

                        イギリスの大晦日特番みたいなのでやってくれないかなあ。『第九』の代わりに。(『第九』もトランスか。)

                        渋さ知らずオーケストラ?デートコースペンタゴンロイヤルガーデン?素晴らしいダンスミュージックだ。復活してからの鈴木亜美だって素晴らしいダンスソングを歌っている。でも、oasis『whatever』だって、解釈の仕方ひとつで最高のダンスミュージックに変わるのだ。脳内ダンスミュージック。そこでは、でかいスピーカーもダンスフロアも、ミラーボールも要らない。

                        『Whatever』の歌詞をかなり大雑把に意訳すると、「俺はてめえらが何を言ってこようと全然気にしないぜ。俺が何をしようと俺の勝手だ。邪魔すんな、てやんでい。うんこちんち〜ん。」と言っている曲だ。このどうでもいい歌詞、狂乱のダンス。連想されるのは、江戸時代末期の日本におけるプロトサマーオブラブ、『ええじゃないか』だ。


                        〜えっじゃないか、ええじゃないっか〜ということで、くだらない方向になっているので、もうやめます。要は今年のSUMMERSONIC楽しみだな〜。ということが言いたかったのだけんど。

                        ロックインジャパンすさまじいメンツ。サザンとミスチルが揃うのはすごいなあ。でも、それ以外のアクトは別に観たくは無いんだよなあ。邦楽のみって何だか窮屈に感じるのだけど。