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2017.01.13 Friday

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    サザン『キラーストリート』に関して

    2005.10.30 Sunday

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      キラーストリート (初回限定盤DVD付)


      あまりにも忙しくて全く更新してませんでした。別にこのブログやめたわけではありませ〜ん。
      いつのまにやらこのブログに書く文量が肥大してしまい、いちいち一個の記事を更新するのに3時間くらいかかったりするときがあるわけです。金になるわけでも無し、つまらん仕事で時間を費やさなければいけない中、どうしてもブログの更新あんてのは優先順位が低くなってしまうのです。
      文章が長ければ長いほど時間を費やさなければならないし、長ければ長いほど読む人は減っていくであろうという悲しき因果。

      こういう前置きが長いから文章が長くなるわけですが、武部勤の写真がしばらく僕のブログの看板となってしまっていたことが悔やまれます。

      今、このテキストは衛星放送でやってたビートルズのそれぞれのメンバーソロ活動のドキュメンタリーのジョンレノンのパートを観ながら書いています。ナビゲータは渋谷陽一と松村雄策。『LOVE』の音楽と共にジョンとヨーコが裸で絡み合っている映像が流れてます。面白かったのが、『instant karma』で、一見いかにも70年代のロックバンドの演奏シーンなのですが、何かの間違いでしょうか?よく観るとピアノを弾くジョンの横で、ヨーコが目隠しをしながら編み物をしています(笑)。これはなんでしょう?面白すぎます。誰かミュージックステーションで真似してくれないかしら。


      Lennon Legend: The Very Best Of John Lennon

      ジョン・レノンの話が出たところで、本題である、サザンのNEWアルバム『キラーストリート』に関して。

      僕は昔サザンのファンクラブに入会していた程、実はサザン好きでありました。ところが、『TSUNAMI』あたりからはさすがにサザンに対してある種の諦めのような感情もあり、多分そのくらいの頃からサザンが一番好き、とは思わなくなっていたように思えます。

      僕が「いいなあ〜、好きだな〜」と音楽を聴いて感じるとき、それは別に泣ける〜とか、テンションがあがる〜とか、共感できる〜、とかそんなことでは無いようです。ただ、ヘッドホンで聴いて思わずニヤリと笑みがこぼれてしまう、そういう力を持った音楽に常に反応してきました。僕にとって、サザンとは桑田佳祐とはずっとそのような存在であったのですが、ここ数年はそのような笑みがこぼれるようなことはありませんでした。

      久しぶりのオリジナルアルバム『キラーストリート』はそんな鬱憤を晴らすかのように僕を笑顔に変える力を持ったアルバムだったわけです。

      結局、本人がしっかり否定しましたが、このアルバムが出た頃、サザンには解散説が出ていました。僕もそのニュースを知って、このアルバムを聴いたときにはさすがに何か感慨深いものがありました。というのも、あまりにもこの傑作2枚組アルバムで解散というのは最高の終わり方だと思ってしまったから。このアルバムでは桑田佳祐が一曲毎にセルフライナーノーツを書いてもいます。そして、アルバムタイトルの『キラーストリート』は明らかに『アビーロード』を意識してのことだし、「ああ、これで幕引きなんだなあ」と思ったら、もう何だか全てがセンチメンタルに思えてしまって、アルバム1枚目の9曲目、『ロックンロール・スーパーマン』のイントロを聴いた瞬間、思わず目から熱いものが・・・。

      サザンというバンドを聴き続けて不思議に思っていたことがある。これだけ売れ続けてファンも多いわけなのに、いつまで経っても桑田佳祐の影響をモロに受けたようなミュージシャンが皆無だったという状況だ。その立ち位置の良くわからなさが若いミュージシャンの憧れの対象にはなりづらいのだろうという推測はできるけど、例えばわかりやすい所で言えば、ブルーハーツなんてのは、その後(特に昨今)雨後のタケノコのようにフォロワー、というかまんまなバンドがたくさん量産されていたり、清志郎のDNAが数多のミュージシャンに根付いていたり(フィッシュマンズなどは典型かな)。そんな中、ひとつくらい桑田佳祐まんまだなあと感じるようなミュージシャンがいてもいいのになあと常に感じてはいた。

      一時期、ミスチルが桑田佳祐の影響をかなり受けたように思えたけど、なんのことは無い小林武史のせいであり、そもそもルーツとするものが違いすぎる。

      天才と呼ばれる人に共通することなのかも知れないが、手塚治虫にも言えたことなんだろうけど、どんなに大御所になっても大人気無く若い奴らと張り合おうとする気持ちが萎えないことだろう。
      サザンの面白さはいつまでたっても偽物くささを無くさなかったことだと思う。時代時代に合わせて、その時々のヒット曲の要素を取り入れると言えば聞こえはいいが、それこそパクリと罵られることに対しても全く抵抗が無かったのだろうと思う。桑田佳祐は、自分の強烈なオリジナリティに対して絶対的な自信があったのかも知れないけど、その裏で心の底から「オリジナル」と呼ばれるものへの絶大なる信仰に対して疑問を持ち続けている人だと思う。過去に彼の歌詞を集めた本が出ていたが、確かそのタイトルは『たかが歌詞じゃねえかこんなもん』だった気がする。「たかが歌詞」「たかがポップス」「たかが音楽」。このスタンスを決して崩してはいないなと『キラーストリート』を聴いて改めて確信できた。

      そういえば、何年か前、桑田佳祐がインタビューで、「最近、Radioheadの『OK COMPUTER』を聴いている」と発言したことがあった。その矢先発売されたシングルのカプリングが、まんま『Paranoid Android』だったのに驚いたことを思い出した。先にも述べた通り、桑田佳祐はこういう露骨なパクリに特に腰が引けていない。

      ところが、ここからは僕の勝手な妄想(いやここまでもそうか)なんだけど、彼が唯一無視したバンドがいる。それがブルーハーツだったと思うのだ。桑田佳祐は(パンクが嫌いだったのかも知れないが)ブルーハーツの要素を全く自身の音楽に取り入れたりはしなかった。だから当然、ブルーハーツの影響にさらされたその後のバンド(スピッツとか)の要素も当然取り入れていない。

      桑田佳祐のビートルズに対する思い入れはかなり強いのであろう。多分彼は、ビートルズになりたかった。しかし、バンドのソングライターは彼一人。世間のサザンイメージはどうしたってワンマン色の強いバンドとなってしまい、彼の憧れのビートルズとは大きくかけ離れたものだった。しかし、80年代の終わりに、まさに彼の憧れたレノン・マッカートニーに匹敵する程の強烈な個性が現れた。それがブルーハーツであり、ヒロトとマーシーだったわけだ。手塚治虫が若い才能に嫉妬したように、彼も多分嫉妬した。その結果、無視した。自分のことを偽物だと思い続けた人間が、真の天才に触れてしまったとしたら、自分を守るには関わらないようにする以外道は無い。かくて、ブルーハーツのクローンはこの世にたくさん誕生したが、サザンのDNAを受け継ぐ者は現れなかったのだろうなあ。


      Иatural

      で、東スポで報じられた昨今の解散騒動に何故信憑性を感じたかと言うと、ようやくサザンのDNAを受け継いだようなバンドが現れたように思えるからだ。某ジャズミュージシャンの著書の受け売りのようで気が引けるが、ORANGE RANGEの存在はまさにそれだ。多分桑田佳祐はORANGE RANGEは無条件で好きだろうし、もし若かったらあんな感じの音楽を間違いなくやっていただろう。ただ、ここがキモなのだが、サザンが好きな僕が ORANGE RANGE好きかというと全然そうでは無いのだ。全然似ていないから。でも、ORANGE RANGEはサザンのDNAを受け継いでいる。だからこそ、桑田佳祐は、千代の富士が高花田に負けて引退を決めたように(笑)、サザンを終わらせるのでは無いかと勝手に妄想してしまったのだ。
      桑田佳祐はドカベンで例えれば殿馬だ。ところが、長らく(特に90年代)憧れられたのは、岩鬼であり、山田であり、不知火であった。ところが、同じく殿馬の属性を持つORANGE RANGEが天下を取り、CD不況といわれた音楽業界の救世主となった。だったらもう引退してもいいか〜、と桑田佳祐は考えた、ということで僕の妄想は終わり。

      『キラーストリート』、素晴らしいです。サザンという名前からわかる通り、元々アメリカ南部の音楽をやるバンドというコンセプトに少し戻ったような気がします。確かリトルフィートあたりをモデルにしてバンドが出来たはずですから。
      個人的なNo1は「ロックンロール・スーパーマン」。ライナーノーツに書かれてるように、T-REXを彷彿とさせるストリングスアレンジがとにかく泣ける。それから、「LONELY WOMAN」あたりもとても良い。サザンの過去の名曲、「逢いたくなったときに君はここにいない」とか、「愛する女性とのすれ違い」とか、「BLUE HEAVEN」あたりを思わせる地味ではあるがジワジワしみ込んでくる名曲。やっぱ「TSUNAMI」のような大げさな曲は好かんなあ。


      Chaos and Creation in the Backyard

      ジョン・レノンのパートはとっくに終わり、今はポールのパートになってます。マイケル・ジャクソンとの「say say say」のPVが流れてます。ポールのソロ、改めて掘り下げて聴いてみたくなった。『Band on the Run』最高ですな。

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      2017.01.13 Friday

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        コメント
        こんばんわ!「キラーストリート」に入ってる題名見て、
        「あ〜サザンらしいなぁ〜」って思いました!
        なんか、イイ意味で古くさくって、最近よくある感じとはヒトアジ違いますよねぇ。。。
        サザンの曲って、ストーリーせいがあってスキです。
        私生活で、ズド〜ンってあてはまる節があるとジーン・・・って、、、
        最近はあまり聞いてなかったけど、また復活しそう・・・
        ちなみに私は、「素敵な夢を叶えましょう」がスキかな〜
        • by ユッコ
        • 2005/11/01 1:08 AM
        コメントありがとうございま〜す。
        「素敵な夢を叶えましょう」いいですよね。僕も最近(?)のサザンの曲の中ではかなり好きな方でしたよ〜。
        • by グニュウスケ
        • 2005/11/04 1:01 AM
        古い記事にコメントしてすみません。
        検索で来ました。

        せっかく読み応えあるのに
        桑田佳祐さんが「圭祐」さんになっているのが
        残念でなりません。
        細かいことですが、スルーできなくて…
        • by ゆちゃ
        • 2008/12/16 6:05 PM
        ど〜も、ご指摘ありがとうございます。修正しておきますね。
        それにしても、今読み返すと、自分で書いておきながら偉そうな書き方ですよね〜(笑)。
        それなのに、漢字を間違えているとはお恥ずかしいです・・・。

        • by グニュウスケ
        • 2008/12/18 12:28 AM
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        円高 ブランド
        • 円高 ブランド
        • 2009/07/14 9:36 AM
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