2014年第1四半期 映画ベスト3について

2014.03.27 Thursday

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    素人ブログにお馴染みの、「今年の○○ベスト●」である。
    年末にこういう記事を書くと、年初の良作の印象が薄くなってしまうので、こまめにこういう記事をあげておくと良いのでは無いかと思う。

    2014年の第一四半期は、世間的にはソチ五輪、佐村河内、STAP細胞の「時事ネタ三銃士」の印象が強いし、ウクライナ情勢は複雑さを増し、素人としては思考停止する以外に無い。そして、もはや東京都知事が誰になったかを誰も覚えてはいない。

    しかし本当に大事なのは映画だ。
    この世は映画で出来ている。
    我々にできることは映画を観ること以外に無い。
    ということで、2014年第1四半期に私が観た映画ベスト3を発表したい。
    (いつまでも、トップの記事がAKB関連というのもあるが・・・)

    第一位「5つ数えれば君の夢」

    日本映画界期待の新鋭、山戸結希監督が、avexの5人組アイドルグループ、「東京女子流」を主演に撮影した作品である。
    渋谷シネマライズのみの公開だが、久しぶりにシネマライズ感のあるエモーショナルかつ情緒的な作品を観れたと大満足。
    パンフを読むと、岩井俊二「リリィ・シュシュのすべて」にかなり影響を受けているらしく、現実感の無い詩的な台詞と音楽が満載であった。十数年前に同館にて「リリィ・シュシュのすべて」を観た時の若かった自分に戻れたような気がして、冷静な判断ができなかった。
    思えば、20代から30代までの自分は、この「リリィ・シュシュ」的なもの、「エヴァンゲリオン」的なものの呪縛から解き放たれるための人生であったのかも知れないと感じる。しかし、この映画を観た時に所詮自分はこういった、清潔感のある詩的でエモーショナルな表現から逃れることなどできないのかも知れないと謙虚な気持ちになってしまった。
    批判的な意見が多そうな映画ではあったが、こういうものはやったもの勝ちである。兄に家族以上の愛情を持つ、文化祭実行委員長のエモーションが極まった長台詞が堪らない。



    第二位「ほとりの朔子」


    「5つ数えれば君の夢」を観るまでは、これが今年のベストだと思っていたが、結果2位である。深田晃司監督、二階堂ふみ主演の大傑作。簡単に言えば日本版エリック・ロメールである。ここまでロメールな映画もなかなか観れるものでは無い。そして二階堂ふみは可愛い。若き日の宮崎あおいのようである。ただし、この監督の他の作品を僕は好きになれるかわからない。それが、2位という順位を導いたのでは無いかと思うのだ。


    第三位「アンビリーバブル・トゥルース」

    NY映画の至宝、ハル・ハートリー監督の1989年のデビュー作。
    2014年5月いっぱいで閉館する、我が心の映画館ナンバー1である吉祥寺バウスシアターは、2月にハル・ハートリー特集上映を行ったことへの敬意を表しての第3位である。
    昨年末に同じくバウスシアターで上映された、NY映画を代表するジム・ジャームッシュ監督の最新先「オンリー・ラバーズなんちゃら」という映画がまあひどい映画だったのに対して、ハル・ハートリーの素晴らしさといったら。
    彼の2011年の新作である、「はなしかわって」も素晴らしい作品であったことは書き記しておきたい。
    いやあ、それにしてもジャームッシュの新作はひどかった。

    このような良質な特集上映をやってくれる映画館が無くなることが寂しくてたまらない。僕は自宅でDVDなどで映画を観るのはあまり好きでは無いので、圧倒的に近所のバウスシアターで観る本数が多かった。映画=バウスシアターであったのだ。それはこれからも変わらないだろう。
    フォーエバー・バウスシアター!
    ありがとう・バウスシアター!



    ちなみに他に良かったのは、ロン・ハワード「ラッシュ プライドと友情」、リチャード・リンクレイター「ビフォア・ミッドナイト」などがある。


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