2013年の私的TOP5(ポップス&ロック 邦楽編)

2014.01.01 Wednesday

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    2013年は終わった。
    しかし、このブログは終わらない。年間1回でも更新を続けていくつもりだ。

    ポップス&ロック
    邦楽編

    邦楽はあまちゃん関連が良かったとか、ふくろうずの久々の新作が出たとかあるが、そんなことをここで書いても全く面白味に欠ける。

    よって、現在Jポップで唯一聞くべき、AKB48の2013年のシングル5枚を、勝手にランキング付けしたいと思う。

    第一位「so long !」
     

    迫り来る春を待望する時期の緊張感のような美しさを秘めた渡辺麻由がセンターをつとめたAKB恒例の卒業ソング。
    大林宣彦による、「長岡花火物語」をベースにした、なんかスゴイPVも素晴らしかった。
    多くのAKBファンがあのPVを観たかと考えると胸が熱くなる。

    本作「so long !」はサビの歌詞に尽きる。

    思い出が味方になる
    明日から強く生きようよ
    つらいことがあったとしても
    1人じゃない 何とかなるさ


    かつて松本隆は松田聖子の「sweet memories」で、「懐かしい痛みだわ・・・」と、
    ノスタルジー、思い出、追憶を「痛み」と表現した。
    時を経て、2013年のアイドルは、「思い出は味方」だと高らかに宣言した。

    また、「sweet memories」のサビにおける「失ったものだけが美しく見えるのは何故かしら」という問いかけに対し、「so long !」では2番のサビで「思い出はまたできる」と力強く歌いあげている。

    テンポ感やコーラス感からどことなくMY LITTLE LOVERを思い出してしまう曲であった。

    AKBによる卒業ソングには名曲が多いのだが、本作が決定盤だなという気もするので、
    2014年以降はシングルリリースのタイミングを少しずらして卒業ソングはしばらく封印してはどうだろうか。

    第二位「鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」
     

    織田哲朗ここにあり。「走れ!ペンギン」を越えるとまではいかないが、織田哲朗は健在である。
    サビのメロディがありがちないようで、ものすごく不思議な聞き心地がするのは僕だけであろうか。
    具体的には、「ぼ〜くは こ〜の〜きも〜ち〜、か〜た〜らな〜い」
    の「か〜たらな〜い〜」のメロディのことである。

    あと、この曲のダンスの振り付けがとても気に入っている。



    第三位「恋するフォーチュンクッキー」
     

    「so long !」や「鈴懸なんちゃら」の下であるはずが無いという人も多いだろうが、個人的なランクなのでここである。

    前田敦子以外のメンバーが初めて総選挙で1位を取ったときのシングルはAKBのターニングポイントになりやすい。

    大島優子が初めて1位となったときの「ヘビーローテーション」。
    そして、指原莉乃が1位となった「恋するフォーチュンクッキー」は似た感触を持った曲だ。

    いつも聴いてたfavorite song
    あの曲のように
    ずっと繰り返して24時間
    君だけ リクエスト中

    (ヘビーローテーション)

    カフェテリア流れるミュージック
    ぼんやり聴いていたら
    知らぬ間にリズムに合わせ
    つま先から動き出す

    (恋するフォーチュンクッキー)

    どちらの曲からも漂う80年代FM感。2013年現在、決して生きているとは言えない単語が飛び交うところに共通点がある。
    この2曲はAKBのファン層を拡大するきっかけとなった2曲である。中高年層にも訴える力を持った曲であったのだが、
    要は秋本康がもっとも得意としていたバブルを経由した年齢層に向けて書いてみたら、案の定、大ヒットしたのである。



    第四位「さよならクロール」
     


    オルタナティブである。
    明朝体感が90年代である。

    奇しくも2013年初頭に「さよならドビュッシー」という明朝体感、90年代感(※)に満ちた映画が公開されていたことと無関係とは誰も言えない。

    2013年最も売れたシングルとなったようだが、中心を欠いた曲であった印象は拭えない。

    各バージョンに収録されているカップリングは、本年の5枚のシングル中最も良かった。
    その中でも「ロマンス拳銃」「ハステとワステ」が気に入った。
    そして、劇場盤のみに収録されている、研究生(8月に新チーム4となった)による「LOVE修行」が今年の本当のベスト1である。

    ※ここで言う「90年代感」とは"何となく"の雰囲気で強引に押し切ってしまう様子を指す。虚構に満ちた表現とも言える。
    蜷川実花が手がけたPVは、2013年のAKBシングルの中で唯一、具体的なストーリーもメッセージ性も持たないものであった。ただ"何となく"可愛げな雰囲気に満ちている。
    90年代は、奇跡的にクレイジーな人々がいたので成り立っていたのだが、21世紀に入り、まともな人達が表面的に90年代感をなぞり始めたため、パンチに欠ける虚構の作品ばかりが増えてしまった。
    日本のロックバンドがヒットチャートから消えてしまった要因の一つだと僕は考える。
    ただし、皮肉としてこの言葉を使っているわけでは無い。虚構だろうが何だろうが、
    個人的にはこの90年代感が大好きである。

    第五位「ハート・エレキ」
     

    これを書きながら、「さよならクロール」の下に配置する理由がよくわからなくなってきた。
    決して中心を欠いた曲では無かったので十分のような気がする。

    単純に曲が「さよならクロール」に比べると好みでなかっただけである。


    最後に2013年末現在、AKB48の(僕にとっての)ベスト20をあげておこう。
    48グループ全体を対象にしようかと思ったが、ちょっと大変なのでやめておいた。
    NMB48のアルバムはめちゃくちゃよかった。

    2014年末にはこのランキングがどのように変化しているか楽しみである。

    1.ファーストラビット
    2.LOVE修行
    3.走れ!ペンギン
    4.so long !
    5.ロマンス拳銃
    6.少女たちよ
    7.鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの
    8.恋するフォーチュンクッキー
    9.永遠プレッシャー
    10.ポニーテールとシュシュ
    11.清純フィロソフィー
    12.10年桜
    13.チームB推し
    14.GIVE ME FIVE
    15.Party is over
    16.桜の花びらたち前田敦子ソロ
    17.重力シンパシー
    18.ハステとワステ
    19.ヤンキーソウル
    20.RIVER
     


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    2018.04.16 Monday

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