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    アイ・リメンバー・ユー

    2009.11.09 Monday

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      JUGEMテーマ:音楽


      常磐貴子が結婚した。

      で、話は飛ぶのだが、「芸能人で言うと、好みのタイプの女性(男性)は誰?」何て言う会話は、使い古されてはいるが、どんな飲み会などでもひとしきり盛り上がる話題の一つだ。
      で、僕はと言うと、ここ数年はずっと宮崎あおいだと言っていた。胡散臭い噂の絶えない男と結婚してしまってからも、意固地になって言い続けているわけだ。じゃあ、実際に宮崎あおいのような女性を探し求めて恋愛をしたりするのかというと別にそんなことは無い。まあ、本気でそう思っていたらとてもじゃないが一生結婚などできようが無いからだ。
      当然、飲みの席でのたわいのない話のタネの一つであり、まあ現実の自分の生活に食い込んでくるなんてことは無いわけだ。
      しかし、現実の生活に若干食い込み気味だなと思う女性芸能人が、常磐貴子だったなと、彼女の結婚を機に改めて感じた。
      誰しも、好きになりやすい容姿(顔)というのはある。通奏低音のようにずっと僕の中にあった顔は常磐貴子だったのだろう。

      そういえば、彼女の出ているドラマはよく観ていた(映画はちっとも良いものに出てくれないけど)。
      その中でも一番好きだったドラマが2001年に放送された「カバチタレ」という深津絵里と共演した、漫画を原作とした行政書士のコメディドラマだった。


      このドラマの何が良いって主題歌の「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」という曲だった。
      作詞が安井かずみ、作曲が加藤和彦だった。
      wikipediaによると、加藤和彦がロネッツの『ビー・マイ・ベイビー』を意識して作曲した曲といわれているこの名曲は本当に素晴らしくて、ドラマのオープニングで初めて聴いた時は、あまりにもフィル・スペクター風で思わず笑みがこぼれてしまったことを思い出す。

      キタキマユ - Do You Remember Me(you tube)

      作曲が加藤和彦だと知ったとき、それがあのフォーククルセイダーズ、サディスティック・ミカ・バンドの人だとは到底思えなかった。

      歌詞が本当に良い。

      あなたに一日会えないと
      それだけで人生にはぐれた
      そんな気がしてた 恋する女 そんな私を
      Do you remember me

      真夏の太陽がきらめく
      砂浜で今でも憶えてる
      それはしあわせになりたいと言った そんな私を
      Do you remember me
      Do you do you remember me

      月日がたつのは早いものだと
      あなたもまた そう思うでしょうか

      やがて別れの日がくると
      おたがいに感じ始めた頃
      ひとり旅に出た私を探しに来てくれた事
      Do you remember me
      Do you do you remember me

      月日がたつのは早いものだと
      あなたもまた そう思うでしょうか

      you tubeで検索してオリジナルの岡崎友紀、永作博美のribbonなど様々なバージョンが聴けたが、やはりこのキタキマユのバージョンが一番良かった。
      「砂浜」という単語が歌詞に出てくるが、まさにその砂の中にキラキラと輝く金が混じっているような輝きがキタキマユのバージョンにはあったのだ。

      加藤和彦が亡くなった後、もう一つ自分の人生の中で彼の曲が関わった出来事を思い出した。中学校1年生のときの校内合唱コンクールで「あの素晴らしい愛をもういちど」を歌ったのだ。


      誰が選曲したのかはわからないけど、今にして思えばなかなかセンスのある選曲だったと思う。当時中学生の僕には、何とも大人を感じる歌詞だったことを思い出す。
      出だしが、「命かけてと誓った日から〜」なのだ。中学生に理解できるわけも無い。

      メロディラインが美しくて好きだった。
      二番の「赤とんぼの唄を歌った空は〜」の部分を歌うと、一気にメロディが加速していくような心地良い感覚を感じることができた。
      「あのとき〜」というBメロの後で、サビの「あの、素晴らしい愛を〜」となる部分が大げさに盛り上がるのでは無く、少しテンションが下がるメロディが新鮮だった。

      ここからが僕の完全なる妄想だが、この曲と対をなす曲、アンサーソングとも言えるような曲が、サザンオールスターズの「ミス・ブランニュー・デイ」だったと思うのだ。
      メロディの展開がそっくりである。Aメロ、Bメロで加速して、テンションを上げていくメロディライン、そしてサビが一番テンションが低く、音階の幅を狭めている点がまさにそっくりだ。
      「あの素晴らしい愛をもういちど」が真剣な愛の歌だったのに対し、「ミス・ブランニュー・デイ」の歌詞は徹底的に軽い愛を歌っている。これは桑田圭祐による、「あの素晴らしい愛をもういちど」への皮肉でもあり、敬意でもあったのでは無いだろうか。

      桑田圭祐が加藤和彦に関して何か語っていたかどうかは思い出せないが、相当影響を受けていたのでは無いかと類推できる。いつか加藤和彦の死について語るときは来るのだろうか。

      加藤和彦のソロアルバムなどを聴き直したが、どうにも歌い方がメタメタしていて、あまり景気の良いものでは無かった。
      彼は歌声を残すというよりも、曲そのものを残してこの世を去ったのだろう。
      それだけでミュージシャン冥利に尽きるものだろうと思うのだが、彼はそれが不満だったのかも知れない。
      自分の歌声が残るべきものでは無いことに早くから気づいてしまっていたのかも知れない。
      それが彼の最大の不幸であり、自殺を選ぶことになったのかも知れない。

      なんていう推測はあまりにも、安っぽく根拠に欠けることで僕などが語るべきことでは無いことはわかっているのだけれど。

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