クリント・イーストウッド『チェンジリング』に関して

2009.02.22 Sunday

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    JUGEMテーマ:映画




    前回の記事で、ナショナリスト的発言(笑)がありましたが、この映画を観たらそんな浅はかな考えは簡単に吹っ飛んでしまいました。

    友人とも話したのですが、日本で映画を作ろうって人達はこの映画を観てもまだそんなこと言えるのかということ。きっとアメリカ映画との距離の大きさに絶望してきっとやめてしまうだろうと。

    映画のあまりにも完璧な凄みにグウの音も出ないとはまさにこのことで、2時間20分もあるのに全く眠くもなりませんでした。アンジェリーナ・ジョリーが、ジョン・マルコヴィッチがこんなに良い役者だったとはと改めて思い知らされました。

    行方不明になった子供を探すために戦う母親の物語(実話ですが)なのですが、子を持つ親の立場の人のみならず、子のいない独身の僕でも感情移入せずにはいられない素晴らしい脚本。最初の30分くらいで完全に打ちのめされるような濃密な映画の時間がこの映画にはありました。

    特に最初の10分足らずで、母と子の関係を完璧に描いているからこそ、その後行方不明になった子供が一体どうなってしまったかということに対しての興味が観ている側にも持続させる根拠となっていると思います。

    そして、最後の方のあのシーンのあの子供の一言で涙しない人はいないと思います。

    甘さや妥協の一切無い強烈なパワーと緊張感を放っていました。これがアメリカ映画の底力なんだなあ。『おくりびと』では到底敵いっこ無いでしょう(観てませんが)。

    今年これを超える映画があるとしたら、イーストウッドの次回作『グラン・トリノ』以外に無いのではないかと思います。

    外人はこんな凄いものを作ってしまうのだから、外国メディアに騒がれたらもう全面降伏するしかないですね、中川さん。へべれけ会見のあと行ったバチカン博物館で立ち入り禁止区域に入ってしまい警報が鳴ったとか、触っちゃダメな石像に触りまくったとか、酔っぱらい行動がどんどん明るみになってしまい、もうどうしようも無いことになってるようです(笑)。まずは治療に専念した方が良いと思うな。

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    2018.04.16 Monday

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      各国の博物館や資料館をめぐるのを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。上海には、さすが陶磁器の国だけあって、青銅器や陶磁器のコレクションで有名な博物館「上海博物館」があります。
      • 上海の博物館
      • 2009/02/24 2:47 AM
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