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2017.01.13 Friday

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    『グニュウスケ坂48 2016年ランキングについて』

    2017.01.13 Friday

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      ようやく念願のMac Book Airを購入したので、このブログも再び(?)再始動である。

      再始動にあたり、年始ということでやはり表題のランキング発表は避けて通れない。

      (本当は年末に完成させるつもりだったが・・)

      てか、新年明けてどんだけ経ってるんだ。

       

      例年は48グループに閉じていたが、欅坂46の華々しい活躍によりもはや坂道シリーズを避けては通れない。48グループと坂道シリーズを混ぜた形でランキングを付けていくことこそで何か見えてくるものがあるのではないだろうか。

      ちなみに、山本彩と高橋みなみ、前田敦子のソロアルバムが発売されたが並べて語ることに意味が感じられないので対象外とする。

       

      長い記事になりそうなので、選抜16位+次点を先に発表してしまおう。

       

      第1位  『手を繋いで帰ろうか』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

      第2位  『青空が違う』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

      第3位  『渋谷川』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

      第4位  『シークレットグラフィティー』(乃木坂46 「裸足でSummer」収録)

      第5位  『世界には愛しかない』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

      第6位  『Maxとき315号』(AKB48 「君はメロディー」収録)

      第7位  『星空を君に』(AKB48 「ハイテンション」収録)

      第8位  『彼女がいる』(SKE48 「チキンLINE」収録)

      第9位  『君はメロディー』(AKB48 「君はメロディー」収録)

      第10位『光合成希望』(乃木坂46 「それぞれの椅子」収録)

      第11位『二人セゾン』(欅坂46 「二人セゾン」収録)

      第12位『フェリー』(NMB48 「甘噛み姫」収録)

      第13位『途中下車』(NMB48 「僕以外の誰か」収録)

      第14位『キミガイナイ』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

      第15位『また会ってください』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

      第16位『岸が見える海から』(AKB48 「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」収録)

      次点1『最高かよ』(HKT48 「最高かよ」収録)

      次点2『翼はいらない』(AKB48 「翼はいらない」収録)

       

      各楽曲について

       

      第1位  『手を繋いで帰ろうか』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

       

      第一印象は「不気味な曲」だった。そしてそれは欅坂46のファーストインパクトであり、今現在もその不気味さは消えてはいない。この曲を知る前にもちろん『サイレントマジョリティー』は聞いていたが、その時はひっかからなかった。テレビ番組で『手を繋いで帰ろうか』のパフォーマンスを見た時、先に述べたように「不気味」で異質なものを勝手に感じてしまったのである。

      この曲にガツンと来たのは、サビにフランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズがオリジナル、Boys Town Gangのカヴァーヴァージョンが大ヒットした『Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)』のAメロをパクリや引用とも呼べないレベル、ただ匂わせる程度に引用していたところだ。作曲者自身も無自覚に引用している可能性すらある。秋元康プロデュースのグループの中でも欅坂46の楽曲は、特に強度の強い過去のポップスのメロディの引用が顕著であると感じる。繰り返すが、その引用が引用とは呼べるレベルでは無い形で切り取られているので、元ネタがほとんどの場合において思い出すことはできないのだが、欅坂46を聞いていると、やんわりと過去に聞いて興奮した、”強い”ポップスに対峙した時の幸せな記憶にタッチすることできるのだ。それは決して前向きなことでは無いのだと思うけど、もうおじさんと呼ばれてしまうような年齢なので勘弁してくれ。

       

       

      第2位  『青空が違う』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

       

      基本的には欅坂に関する感想は、一位の『手を繋いで帰ろうか』に書いたことが全てである。その上でこの曲について何か加えるとすれば歌詞である。遠距離恋愛中の恋人達を描いた歌であるが、松本隆による「木綿のハンカチーフ」を現代的にアップデートした歌詞になっているところが聴きどころである。

      『木綿のハンカチーフ』では女性が男性に会いに行くことは無いが、『青空が違う』では女性がSiriで聞いた住所を頼りに彼氏の家まで会いに行く。しかし、結論としては両曲ともに恋人達の心の距離が離れていくことを描いたものとなっている(この解釈で合ってるだろうか?)

      ここでもやはり、秋元康の強烈なる松本隆コンプレックスが見え隠れする一曲となっていた。

       

       

      第3位  『渋谷川』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

       

      こんなストレートな曲、泣く以外に無いだろう。

      10数年前、僕がまだ大学生の頃、いや社会人になってからだろうか。もはや記憶が混在してしまっているのだが、この曲で歌われる渋谷川辺りは当時好きだった女の子と良く歩いた場所であった(ような気がする)。その川が「渋谷川」だということを意識することもなかった。そのような僕に対して、この曲は冒頭で「君は知っているか?渋谷川って」と問いかけてくる。そして、Cメロの歌詞・・・泣くよね。

       

      いつまでも いつまでも

      時が過ぎて景色から消えても

      関係は途絶えることなく・・・

       

       

      第4位  『シークレットグラフィティー』(乃木坂46 「裸足でSummer」収録)

       

      本作を収録した『裸足でSummer』という曲自体かなりアメリカンロックのテイストが満載であったのに加え『シークレットグラフィティー』はオールディーズ調アメリカンポップスであり歌詞も内容も「アメリカングラフィティー」の世界観である。

      UK寄りの欅坂が登場したということもあり、相対的に乃木坂はUS寄りになりつつあるということを示す1曲。アンダーメンバーによる歌唱であるが、2016年の乃木坂を象徴するという意味において『きっかけ』よりも遥かにその役目を全うした名曲。

       

       

      第5位  『世界には愛しかない』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

       

      過去の記事でPVに感銘を受けたことを書いたような気がする。

      アコギのカッティング、マイクリレーによるポエトリーリーディング、そしてダンスパフォーマンス。三位一体となって快楽を生み出す。中毒性の高い曲であった。

       

      このキラーフレーズよ!

       

      複雑に見えるこの世界は単純な感情で動いている

       

       

      第6位  『Maxとき315号』NGT48 (AKB48 「君はメロディー」収録)

       

      NGT48初のオリジナル楽曲。全編に散りばめられた美しいアコギの音に涙腺が刺激される。歌詞は女の子が恋人を連れて新潟に帰ってきたという内容のようなのだが、読めば読むほどわかりづらい。イノセントな曲調にごまかされて、一見善きことを歌っているように見えるが、適当モード時の秋元康の歌詞かと思われる。

       

       

      第7位  『星空を君に』AKB48 Team8 EAST(AKB48 「ハイテンション」収録)

       

      EASTとは東日本のTeam8メンバーのチーム。Team8は移動や宿泊の事情もあり、東西に分かれて活動することが多く、現状は人気メンバーの集中している東が優勢となっている。

      作曲は井上ヨシマサ。AKB48の全盛期を思わせるような楽曲。ヨシマサ特有の強度の強いメロディーをさらに補強するアレンジメント。基本的にはHKT48の『メロンジュース』と同じである。低音をブリブリにきかせて大音量で流したらさぞ気持ち良いであろう。

      衰退の一途を辿るAKB48の今後を占う上での重要なナンバーとなるであろう(いや、どうだろう)

      ちなみに動画は茨城県、岡部麟のカラオケバージョン。素晴らしい声!

       

       

      第8位  『彼女がいる』(SKE48 「チキンLINE」収録)

       

      2016年のSKE48で最も素晴らしい曲。何故に松井珠理奈はこんなにも切ないのか。紅白歌合戦の投票結果がかなり振るわなかったため、苦境に立たされている彼女ではあるが、48グループの中でも最も歌の魅力を持つメンバーが松井珠理奈であると僕は思っている。

       

      しかし、切ない。

       

      彼女がいる 知ってしまった あの人のことは 大好きだけれど

      しあわせの邪魔するなんて できやしない

       

       

      第9位  『君はメロディー』(AKB48 「君はメロディー」収録)

       

      紅白歌合戦で改めて聴くと、AKBの中でも屈指の名曲の一つであったと思う。卒業メンバーの召喚といったギミックは特にいらなかったなあと今となって思う。プロモーションのやり方がかなり悪かったため埋もれてしまった感は強い。来年の紅白では変な企画とか混ぜずにフルコーラスでやってほしい。

      どうしたって、村下孝蔵『初恋』を思い浮かべてしまう(というより、元ネタになっていたことは間違いない)

       

       

      10位『光合成希望』(乃木坂46 「それぞれの椅子」収録)

       

      西野七瀬ソロ曲。僕が敬愛してやまない河村隆一が作曲したかのような清涼感のある曲。加えて地球上の生物とは思えない程、可憐な西野七瀬が歌っているのである。他に何か言うことあるか、このヤロー!

      (たった30秒足らずの動画でこの破壊力である)

       

       

      第11位『二人セゾン』(欅坂46 「二人セゾン」収録)

       

      うーん、これと言って言うことは無いのだけど、あまりに良い曲なんで何回も聞いている。ダンスパフォーマンスも好きなので映像で見てもちっとも飽きない。PVがとても良い。中高生の姪の二人が欅坂の曲で最も刺さったのがこの曲だったというのは何を意味するのか。

       

       

      第12位『フェリー』(NMB48 「甘噛み姫」収録)

      第13位『途中下車』(NMB48 「僕以外の誰か」収録)

       

       

      NMBのカップリング曲ということで2曲まとめる。というか、同じことを言いたい。

      現在のNMBは「These Days」以降のBON JOVIである。BON JOVIは今でも最高であるが、どんなに良い曲を量産しようともシーンに対してクサビを打ち込むようなものはもはや作れない(というより、その要請がない)

      第12位『フェリー』、第13位『途中下車』どちらも本当に素晴らしいし、何回も聴いてしまう。しかし、それがJポップシーンを波立たせることは無いだということ痛感してしまうのである。

      ちなみに『途中下車』はイントロから楽器の音を左右に大胆にふっているのでヘッドフォンで聞くと一瞬オッとなる。

       

       

      第14位『キミガイナイ』(欅坂46 「サイレントマジョリティー」収録)

       

      今回のランキングの裏の1位と言っても良い。CDを聴いた時の感触とライブでの爆発力のギャップに驚く。どちらが良いというのではなくどちらも良い。未だ消化できないので、魅力を語る言葉を知らないというのが本音だ。

      『手を繋いで帰ろうか』『渋谷川』『キミガイナイ』という名曲を惜しげも無くカップリングとして収録している『サイレントマジョリティー』というシングルは一体何なんだ。Oasisかよ!と突っ込んでおきたい。

       

       

      第15位『また会ってください』(欅坂46 「世界には愛しかない」収録)

       

      遅れてきた少女、長濱ねるのソロ曲。平手が山口百恵や中森明菜の路線ならば、長濱は菊池桃子、薬師丸ひろ子といった少しつかみどころの無い歌声が魅力的である。ネオアコフィーリングの曲調も素晴らしい。好きだなー。

       

       

      第16位『岸が見える海から』(AKB48 「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」収録)

       

      幾度となく使い古された典型的な秋元康ソング。サビの疾走感はたまらなく好きだが、人に自信をもってオススメできる程でも無いくらいの楽曲。ライブでもほとんど歌われることは無いであろう。ただ僕が好きなだけ。

       

       

       

      次点は何となく。HKTが一曲も無かったので一番良かった『最高かよ』を。まんま『ヘビーローテーション』ではあるのだが、Mix(合いの手)を楽曲に取り込んでしまうのはアリ。これがあってこその魅力であろう。

       

      もう一つの『翼はいらない』は、尾崎紀世彦『また逢う日まで』と似ているから好きだった。MVは何とかならなかったのかという思いを込めての次点であった。

       

      総括

      ざっと見渡すと、自分のランキングの半分を坂道シリーズが占める結果となった。正直坂道シリーズの割合がもっと多くなるのかと予想していたので、意外にも48グループの方の楽曲に気に入ったものがちらほらと存在したのだということに今更ながら気付かされた感覚である。

      欅坂に詳しい人から見たら「お前、菅井友香が好きすぎるだけだろ」という結果になってしまったが、あくまでも好きな楽曲のランキングであることを強調しておきたい。

       

      ただ、欅坂46『サイレントマジョリティー』乃木坂46『きっかけ』がランク外になってしまったのは意外であった(自分でランク付けしているのだが、あまり深く考えずに曲を選んだら上記のような結果となったわけである)

      理由を自己分析するならば、大曲よりも小品の方が比較的好みであったということか。

      小品ということで言えば、乃木坂46の今年の全シングル全カップリング曲は全て秀逸な曲揃いだった。

       

      最後に2016年の48グループ最後のリリースとなったNMB48「僕以外の誰か」の劇場盤にのみ収録された「太陽が坂道を上る時」というNMB研究生の曲ついて。NMB研究生の曲は過去に「サングラスと打ち明け話」「想像の詩人」という秋元康のキャリアにおいても最上級クラスの楽曲となっていたので、今回もタイトルが発表された時、胸の高鳴りを抑えることができなかったが、結果的には杞憂に終わった。

       

      そろそろ良い曲の出尽くした感、アイドルではなく、バンドやシンガーソングライターなどいかにもなミュージシャンにトレンドが移行しているようにも感じる昨今、拡大を続ける48グループと坂道シリーズはどこへ向かうのか、今年も注視していきたい。

       

      ちなみに2016年発表の曲とかを度外視すればこの年最高の楽曲、最高のシーンはダントツでこれですよ。

       

       

       

       

       

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      gnyuske48アワード2015 part2

      2016.01.12 Tuesday

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        gnyuske48アワード2015 part2

        デヴィッド・ボウイが死んだ。
        69歳は現在の感覚で言えば亡くなるには早過ぎる。
        中学生の頃、初めて「Ziggy Stardust」というアルバムを聴いて以来、ボウイは常に好きだったミュージシャンである。

        いまや超大物デザイナーとなったラフ・シモンズがファッション界にデビューした頃、彼はデヴィッド・ボウイの顔写真を大きくプリントしたシャツを出した。確か「アラジン・セイン」のジャケット写真であったと思う。メンズノンノでそのTシャツを見つけて以来、高校三年生であった僕はラフ・シモンズの服をどうにか手に入れたくて、東京の大学への下見ついでに初めて行った原宿でラフ・シモンズの服を取り扱っている唯一のセレクトショップを汗だくになって探しまわった。「One day」と称するそのセレクト・ショップは仙台から初めて原宿に来た若者にはとても探しづらいへんぴな所にあったのだ。グーグルマップも何も無い時代のことである。

        東京の大学に進学した僕は軽音楽サークルに入り、バンドを組み、自分で曲を作り始めた。数曲作った後に、僕はボウイの「Space Oditty」のような曲をどうしても作りたくて、パクるという程では無かったと思うが「下敷き」にして曲を作った。「diet」と名付けたその曲はバンドとしても初めて手応えのあるアレンジができ、初めてレコーディングスタジオでエンジニアを付けてレコーディングしたデモテープの1曲目に収録した。

        僕が愛してやまない、NMB48の「ここにだって天使はいる」というアルバム(公演)は、デヴィッド・ボウイへのオマージュに溢れるアルバムだったと妄想(確信)している。

        最新アルバムの「Black Star」、前作の「The Next Day」は本当に素晴らしいアルバムだっただけにまさか彼が亡くなるなどと夢にも思わなかったし、いつか来日公演に行ってみたいと熱望していたが叶わぬ夢となってしまった。

        偉大なるアーティストへの追悼の意を込めて、「gnyuske48アワード2015 part2」を発表したいと思う。


        part1においては48グループの2015年のシングル表題曲のみのランキングであったが、part2ではそれ以外、カップリング曲とアルバム収録曲に絞ってランキング付けしようと思う。曲数が多いので対象曲の羅列は割愛し、自分の書きたい分だけ(5位くらいまで)書かせてもらうことにする。

        第一位 HKT48『大人列車』(AKB48 39thSingle「Gleen Flash」収録)
        過去記事でも書いているが、今年はダントツでこの曲である。PVをフルバージョンで観ると泣けてしまうので、逆に2回目が観れない大傑作PVなのだが、やはりサウンドが素晴らしい。いかにもいまどきのJ-POPなくらいに音がコンプレッサーでガチガチに固められており、オーガニックなサウンドを愛でる方々にとっては、聞くに耐えない曲であると思うのだが、僕としてはこのジャンクフード感がたまらなく感じた。ビッグマックにコーラを付けて、躊躇無くかっくらうような快感をこの曲を聞く度に感じるのである。



        第二位 AKB48(アンダーガールズ)『さよならサーフボード』(AKB48 41thSingle「ハロウィン・ナイト」収録)
        この曲もほぼ『大人列車』と同じ理由で好きなのである。というか、似ている。曲のクオリティから察するに、総選挙シングル候補として用意されていた曲では無いだろうか。恒例の水着PVシングルを予定していたのだろうが、2015年前半のイスラム国による後藤健二さんの殺害といったショッキングなニュースを受け秋元康はメッセージソングをシングルにしたいと考え、『僕たちは戦わない』に変えたのでは無いかと勝手に想像している。
        (ちなみにSNH48バージョンも素晴らしい)

        『大人列車』『さよならサーフボード』は明確な共通点が一つある。センターがHKT48の児玉遥であるということだ。どちらも彼女の歌声から曲が始まっている。誤解されそうな表現になるが、彼女のあの何とも言えない独特の歌声に2015年の僕は完全に欲情したいたのだと思う。よって昨年のMVPメンバーも児玉遥に決定だ。



        第三位 AKB48(川栄李奈 卒業ソング)『君の第二章』(AKB48 40thSingle「僕たちは戦わない」収録)
        アイドルの卒業ソングといえば、大概の歌詞が本人からファンやメンバーに向けてのメッセージソングであり、歌われることも「私は前を向いて次の夢を叶えますよ」的なものであり、思い入れのある人以外にはさほど面白い曲では無い。『君の第二章』も基本的にはその手の曲であるが、途中から歌詞の視点が秋元康本人に切り替わり、秋元から川栄へのメッセージになるところが非常にユニークな曲である。しかも一見前向きな内容であるが、諦め、絶望、悲愴感の漂うなかなかな歌詞である。

        ただ、そんな歌詞の内容だけで僕はこの曲を三位には選ばない。この曲がとてつもなく「エモい」というのが本当の理由だ。この曲の「エモ」を体現しているのが、現総監督の横山由依だ。何故彼女が総監督となったのか?それは高橋みなみよりも「エモい」歌声を持っているからである。その「エモさ」にただただ僕は圧倒されるのみである。




        第四位 NMB48(山田菜々 卒業ソング)『みんな、大好き』(NMB48 11thSingle「Don't Look Back」収録)
        この世界に数多存在する、「みんな、大好き」なパッヘルベルの「カノン」をベースにした曲である。プロコルハルム「蒼い影」ともそっくりだがあの曲も「カノン」がベースになっているので当然だ。山田菜々の奇妙な声は言葉にならぬ素晴らしさだ。



        そして、「カノン」がベースの曲としておなじみのこの曲。作曲者、編曲者にはこの曲を知らないとは言わせない。


        第五位 NMB48(Team M)『ハート、叫ぶ』(NMB48 11thSingle「Don't Look Back」収録)
         ああ、何て良い曲。それ以外の言葉が何も出ない。ポップソングの見本のような完璧さ。





        デヴィッド・ロバート・ヘイワード=ジョーンズ氏の冥福を祈りながら




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        gnyuske48アワード2015 part1

        2015.12.28 Monday

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          gnyuske48アワード2015 part1

          今年は更新の頻度も少なくなってしまった。誰に求められるわけでも無いのだが、年末なので今年の48グループ楽曲の個人的なランキングを発表したい。

          本格化した定額配信サービスのうち、僕はApple Musicを利用し始めたので、洋楽、邦楽を問わずかなり新譜も聴いていた。よって、48グループ以外にも感銘を受けたものはたくさんあるのだが、もはやそんなものを逐一書き留めることはできない。
          しかしながら、Fuji Rockで観たRyan Admsのライブは生涯観たライブの中で最も良かったライブだったことだけは忘れずに書き留めておきたい。そして最近リリースされたテイラー・スイフトのアルバムを丸々カバーした「1989」がものすごいことも忘れないでおきたい。
          ビートルズ「1」のリミックスがもっと凄い。特に「HELP」はヤバいということも忘れてはいけない。

          さて、Part1ではシングル表題曲のみのランキングを発表したい。対象曲は以下の通り

          AKB48
          『Green Flash』
          『僕たちは戦わない』
          『ハロウィン・ナイト』
          『唇にBe My Baby』

          SKE48
          『コケティッシュ渋滞中』
          『前のめり』
          『コップの中の木漏れ日』(ラブ・クレッシェンド)

          NMB48
          『Don't Look Back』
          『ドリアン少年』
          『Must Be Now』

          HKT48
          『12秒』
          『しぇからしか!』

          渡辺麻友
          『出逢いの続き』

          藤田奈那
          『右足エビデンス』

          この中でベスト3は以下の通り

          第一位『Green Flash』
          第二位『コップの中の木漏れ日』(ラブ・クレッシェンド)
          第三位『唇にBe My Baby』

          2015年という年はAKB48にとっては「停滞」の年であった。世代交代をうまく進めることができず、次の一手を模索しつつも決定打が見つからない。停滞した空気を打破するかのように、シングル楽曲は攻めの姿勢を見せていたというのが全体的な所感である。

          第一位とした『Green Flash』は一言で言えば、「ムード」のある曲だったことである。エリック・ロメール「緑の光線」や是枝監督によるPVといった外部環境からの先入観も非常に大きいと感じているが冬から春に向かっていく季節の陽光が温度を取り戻していく様を感じるような曲であった。地味な印象は強いが、後年になって評価を増していくタイプの曲であると思う。

          第二位とした『コップの中の木漏れ日』は楽曲として冒険しているような要素は一切無い。しかし、作詞家秋元康の松井珠理奈への愛情が隠しきれない曲であると感じた。完全なる僕の妄想であるが、秋元康は松井珠理奈に対して恋愛感情を抱いているとしか思えない。いわゆる下世話な類のものではなく、もっと純粋な片想いのような感情である。何故なら歌詞にそのまま書いてあるからだ。以下、サビの歌詞を引用する。

          片想い
          ささやかなこの願いを叶えておくれ
          枝の隙間に見える大空を知りたい
          僕にできることはずっとここから見守ること
          今 好きだと言えなくても夕陽を待てたらいい


          秋元康は松井珠理奈がメインボーカルである楽曲のときは、ナイーブで文学的な歌詞(売れなさそうな歌詞)を書く傾向がある。文化系オタクにありがちな、好きな女の子に何かしら文学的な言葉を言わせたがる(歌わせたがる)欲望が発露してしまうのだろう。そういう私的な思いが滲み出てしまっている楽曲で面白かったので2位に選んでみた。

          第三位の『唇にBe My Baby』
          これも僕の妄想なのだが、48グループの曲は結局の所、Ronettesの1964年の名曲『Be My Baby』をメロディを変え、リズムを変え、歌詞を日本語にして、手を変え品を変え、80'sポップスをベースとして現代的に繰り返し繰り返し、時にはEDMも引っ張りだして作り直したものであると思うのだ。秋元康がこの曲について言及していることがあるのかどうかはわからないが、おにゃんこクラブの頃から一貫していると感じる。
          膨大なAKB楽曲の中で「Be My Baby」というワードがタイトルや歌詞に使用されたことは僕の知る限り一度も無い。高橋みなみのラスト(センター)シングルにて満を持して「Be My Baby」という魔法のワードが使用されたことが何を意味するのか。
          ある日の高橋みなみのツイートで、曲名を「ビーマイベイビー」と略されていた。メンバーやスタッフ間で曲の通称が「ビーマイベイビー」となっているのだろうと思うと胸に何かがこみ上げてくる。

          しかし、曲自体は凡庸なものだったので第3位。





          第4位以下を語りだすと無駄に記事が長くなり過ぎるのでやめておくが、渡辺麻友『出逢いの続き』は、前年より今年の前半にかけて大ヒットしたSEKAI NO OWARI『ドラゴンナイト』へのアンサーソングだと勝手に思っている。AメロもBメロもあるのに(意図的に)サビのリフレイン以外記憶に残らないように作られているというのは何だかもの凄い。


          高橋みなみが、いつかロニー・スペクターのようなシンガーになることを夢見て




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          「gnyuske的48グループ楽曲限定 2015年上半期選抜16曲」について

          2015.07.24 Friday

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            2015年も半分を過ぎてしまったので、いつものごとく48グループの楽曲で現時点で僕が選抜する16曲をランキングと共に記録しておきたいと思う。

            乃木坂46の楽曲を加えないことには理由がある。当然好きな曲は多いのだが、好きな曲が時節によって変化することが無いというのが一番大きな理由だ。よって、定点的に個人ランキングを記録することにさほど面白味が感じられないのだ。

            一応、僕のベスト3はこのような感じである。


            1位「気づいたら片想い」

            ほれぼれするようなストリングスアレンジ、吉田拓郎の頃から脈々と続くたたみかけるような言葉の密度。

            2位「そんなバカな」

            もうこれは説明の必要は無い。ポップスの見本のような曲。NMB48の「らしくない」に非常に似ているが秋元康が最も得意とするパターンなのだろう。当然のごとく「どこかで聴いたことある」感は満載。

            3位「おいでシャンプー」

            これまたほれぼれするようなストリングスアレンジ。「君の名は希望」とどちらにするか迷ったが、アイドルグループとしてはこちらが正解。

            いきなり脱線したが、48グループのランキングに戻りたい。
            動画を貼り付けたりと記事が長くなりがちなので、ランキングを以下に記す。

            第1位「想像の詩人」(NMB48 研究生)
            第2位「大人列車」(HKT48)
            第3位「Don't disturb!」(NMB48 TeamN)
            第4位「初めての星」(NMB48)
            第5位「サングラスと打ち明け話」(NMB48 研究生)
            第6位「初めてのドライブ」(AKB48 TeamK)
            第7位「太宰治を読んだか?」(NMB48)
            第8位「結晶」(NMB48)
            第9位「赤いピンヒールとプロフェッサー」(松井珠里奈)
            第10位「最初の愛の物語」(AKB48)
            第11位「彼氏になれますか」(AKB48 TeamK)
            第12位「Papan Penanda Isi Hati(kokoro no placard」(JKT48)
            第13位「アイスのくちづけ」(AKB48)
            第14位「"ダンシ"は研究対象」(てんとうむChu!)
            第15位「友達でいられるなら」(島崎遥香&横山由衣)
            第16位「So long!」(AKB48)


            第1位「想像の詩人」(NMB48 研究生)
            NMB48 2ndAlbum「世界の中心は大阪や〜なんば自治区〜[劇場盤]」収録

            絶対にそんなことは無いとは思うのだが、90年代のJポップ、Jロックを支えた大プロデューサー、佐久間正英に捧げられた1曲といっても疑いの余地は無いくらいの名曲。イントロのギターアルペジオは特定の世代には悶絶するくらいのノスタルジイを強烈に呼び起こす。そして、秋元康の歌詞の中でも最高峰と言って良い程の素晴らしい歌詞。まだ何の色も付いていない少女達(NMB48研究生)の歌声。48グループ史上においても最高峰に位置するこの楽曲が、「劇場盤」という通常のCDショップでは売られず特設サイトのみで販売されている個別握手券付きのCDにしか収録されていないというところに48グループの凄みを感じざるを得ない(ちなみに「劇場盤」はBOOK OFFに大量に出回り300円も出せば買える)

            コーラスワーク等から明らかに山下達郎を意識しており、さらに言えば僕が彼の曲で最も好きな「ターナーの機関車」という曲にそっくりだったりもするのはご愛嬌(僕がポップスにおいて最も大事にする「どこかで聴いた感」が満載の一曲だ)

            第2位「大人列車」(HKT48)
            AKB48 39thSingle「Green Flash[TypeH]」収録

            ある意味現代のJポップを支配するコンプレッサーを駆使した圧縮ソングの最高峰と言っても良いかもしれない。歌の旨いメンバーが少ないHKT48ならではの楽曲であり、コンピュータを駆使して作られたであろうサウンドから強烈な迫力を感じることができる。
            徹底して人工的な作りであるのだが、むしろそこに涙腺すら刺激してしまう「何か」がこの楽曲から感じられるのだ。
            常に異常な盛り上がりをみせるHKT48のライブにおいても、一際異彩を放つ程の盛り上がりをみせるのがこの楽曲である。

            第3位「Don't disturb!」(NMB48 TeamN)
            NMB48 TeamN 2rd「青春ガールズ」収録

            音源としてはAKB48のTeamK、TeamB、NMB48のTeamNバージョンが存在するのだが、ここではNMB48バージョンを推したい。間奏にて英語台詞があるのだが、渡辺美由紀による英語ぽく話す気など最初から無い雰囲気の片言感が堪らない。50年代頃のアメリカンポップスをベースにしているが、浜田省吾(特に彼が在籍していたバンド「愛奴」)の楽曲のようだ。夏の終わりに聴きたい一曲。ふとした時にこういう名曲が現れるので48グループは恐ろしい。


            第4位「初めての星」(NMB48)
            NMB48 TeamN 3rd「ここにだって天使はいる」収録

            これまた僕の妄想ではあるが、モチーフとなったのはデヴィッド・ボウイの最も有名なアルバムである「Ziggy Stardust」であろう。
            特にその中でも最もポップで聴きやすい「starman」という曲が思い出される。秋元先生としても宇宙の星をテーマにしたので、「starman」ぽい感じでと注文を出したのだろうと妄想できる。
            ライブバージョンになるとアコースティックギターのストロークがより強調されるのでこれまた堪らない。

            第5位「サングラスと打ち明け話」(NMB48 研究生)
            NMB48 2ndAlbum「世界の中心は大阪や〜なんば自治区〜[全Type]」収録

            天才編曲家、武藤星児の手による現代ポップスの最高峰の一曲。
            高速8ビートの中を泳ぐような美しいメロディ、「ねえ、どこかで置き忘れたサングラスと打ち明け話」と過ぎ去りし夏の恋いを回想する美しい歌詞、そして歌を最大限に引き立たせるために最大限に抑制された完璧なアレンジ。世界レベルのポップスであると僕は確信する。

            第6位「初めてのドライブ」(AKB48 TeamK)
            AKB48 38thSingle「希望的リフレイン[TypeK]」収録

            第5位の「サングラスと打ち明け話」と比較して聴きたい一曲。世間のAKBのイメージを覆すような洒落たアレンジ、メロディ。歌詞がほぼ情景描写に留まっているところが少し惜しい。しかし、歌声に特徴を持ったメンバーが集まっているのでマイクリレー感を味わいたい一曲である。

            第7位「太宰治を読んだか?」(NMB48)
            NMB48 1stAlbum「てっぺんとったんで[TypeB]」収録

            48グループ屈指の「奇妙、かつ、まともな歌手」の声を持った、三人(山本彩、横山由衣、山田奈々)の歌声を堪能したい曲である。文系男子ならこの曲だけで白飯3杯はいけるはずだ。

            第8位「結晶」(NMB48)
            NMB48 1stAlbum「てっぺんとったんで[TypeM]」収録

            イントロが一瞬、モンドグロッソを思い出させるが似ているのはイントロだけ。昨今では結婚式で使われることもあるという美曲。個人的には山本彩の声が一番いきている曲だと思う。

            第9位「赤いピンヒールとプロフェッサー」(松井珠里奈)
            AKB48 4thAlbum「ここがロドスだ、ここで跳べ![TypeB]」収録

            大問題作。松井珠里奈ソロ曲。誰もがダサイと一蹴するだろう。しかし、この曲をダサイの一言で片づけることができるだろうか?80'sを現代風に召還するトレンドは現在も継続中であるが、ここで召還されたのは現代のどのミュージシャンも召還することの無かった荻野目洋子である。オギノメちゃんを召還したことの価値は時が経つに連れ評価されることであろう。
            YAMAHA DX-7に捧げられた1曲と言っても過言では無い。

            第10位「最初の愛の物語」(AKB48)
            AKB48 4thAlbum「ここがロドスだ、ここで跳べ![劇場盤]」収録

            ドラマ「セーラーゾンビ」の中で劇中バンドスタイルで演奏された挿入曲。高校の文化祭で好きな女の子がバンドで演奏していたら確実に悶絶する(僕は男子校出身だが・・・)
            ボーカルの加工具合にエンジニアの苦心が垣間見える。僕は保守的なので、このような目新しさの無いただ良い曲というのは大好物なのである。

            第11位「彼女になれますか?」(AKB48 TeamK)
            AKB48 TeamK 6th「RESET」収録

            今回選んだ曲の中では最も王道のアイドルソングである。自分の好きな女子に「私はあなたの彼女になれますか?」なんて言われた日には・・・ねぇ。第14位「"ダンシ"は研究対象」にも言えることだが、徹頭徹尾ダイナミズムとエネルギーに満ちあふれた曲。アイドルソングとはこうあるべきなのだろう。


            第12位「Papan Penanda Isi Hati(kokoro no placard」(JKT48)
            JKT48 同名Single収録

            洋楽好きならばJKT48は聴いた方が良い。武藤星児による挑戦的なトラックはより強調され、日本の少女達には無いリズム感がボーカルから感じ取ることができる。「心のプラカード」という曲はやはり凄い曲だったのだということを改めて感じることができるだろう。


            第13位「アイスのくちづけ」(AKB48)
            AKB48 22thSingle「フライングゲット」収録

            完全に忘れていた曲。しかし、「アイスの実」のCMでも流れまくっていたので聴けば思い出す人は多いだろう。ほれぼれするようなポップスの見本となるべき1曲。


            第14位「"ダンシ"は研究対象」(てんとうむChu!)
            AKB48 40thSingle「僕たちは戦わない[TypeA]」収録

            マイナー調のサビに入った瞬間のダイナミズムを存分に感じたい1曲である。ダサイ曲のようにも思えるが非常に技巧的で職人技が光る。素晴らしい。

            第15位「友達でいられるなら」(島崎遥香&横山由衣)
            AKB48 4thAlbum「ここがロドスだ、ここで跳べ![TypeB]」収録

            (PVもライブ動画も無いので仕方ないが、こういう動画気持ち悪いな・・・)
            管野よう子以降のアニソンの影響が色濃く感じられる曲。オールドスタイルのポップスが中心の48グループにしては珍しいタイプでもある。フジテレビのノイタミナ枠で放送されるアニメのテーマ曲のようでもある。
            個人的には管野よう子以降の象徴的なJポップバンドと思っている「さよならポニーテール」ぽいとも感じる。
            2番Aメロで島崎遥香が「カーラーオケー」と歌う箇所が凡庸なエンジニアなら没にするであろうテイクであるはずが、しっかり採用する辺りが48グループの音楽班は良くわかっていると感心してしまう。ただの"歌"に魔法がかかる瞬間がここにある。

            第16位「So long!」(AKB48)
            AKB48 3rdAlbum「次の足跡[全Type]」収録

            過去にも何度も書いているが、AKBのシングルで最も過小評価されている曲であろう。センチメンタルに過ぎるとは思うが、3月11日が近づく頃にふと聴いたら無性に泣けてくる。この曲だけは完全生演奏、完全生歌でいつか演奏してほしい。
            ちなみにどの時期のAKBが一番好きかと問われたら、「この曲が出た時期」と答えるだろう。

            最近気になった洋楽 2015.01.17

            2015.01.18 Sunday

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              あんまり、48グループ楽曲ばかりの力作記事を挙げるのも何なので、今年はもうちょいブログぽく、ちょっと気になったこととかについても書けたら良いなと思う(だけだが)

              というわけで洋楽で気に入った2つのバンド(グループ?ユニット?ソロ?)を記録する。

              一つ目が、友人が東京に来たとき勧めてくれた"Ty Segall(タイシーガール)"というバンド。少し情報を入れようかと思ったが、あえて音だけ聴いただけの感想としたい。
              典型的な90年代オルタナティブである。その中でも自分の10代の頃は少し地味だと思っていてあまり聴いてこなかった、部類に入るオルタナティブロックであるように思える。

              感慨深いのは2015年になっても色あせることなく、むしろ新鮮な響きを保っていることである。かつてオルタナティブと呼ばれた音楽ジャンルは気づいたらロックミュージックのスタンダードな形になったということだ。
              スリーター・キニーの新作がここにきて高い評価を得ていることなどを考えると、この傾向は間違い無いのだろう。
              僕の青春時代に彩りを与えてくれた音楽ジャンルは永遠のスタンダードとして生き残った。ということは、僕は死ぬまで新鮮に新しいミュージシャン達の奏でる音楽を楽しめるということだ。
              年をとるにつれて新しい音楽を追い続けることを止める人が多いのだが、どうやら僕がそうなるにはまだまだ時間がかかりそうである。




              もう一つが、"Cloud Castle Lake"である。バンドなのか何なのか一切情報が無い。
              「sync」という曲が気に入って、Sony Music Unlimitedにて検索したところ同曲が収録された4曲入りのEPを聴いてみた。
              「sync」だけではわからなかったが、どうやらPotisHeadフォロワーのようにも感じた。異常な多幸感がありながら、絶望的に暗い。素晴らしいの一言に尽きる。僕の愛する48グループの楽曲もこういう感じをえげつなくパクってくれるとJポップもより楽しめるのだが(結局ここに落ち着く)

              て、ここまで書いたところでYouTube観たら男だけのバンドだったのでびっくりした。ボーカル男なのか!ジェフ・バックリィやRadioHeadのフォロワーですな。どうりで気に入ったはず。



              阪神淡路大震災からちょうど20年。僕は高校2年生で、一番好きなミュージシャンはデヴィッド・ボウイだった。東日本大震災が起きるまでは遠い国の出来事のように感じていたことを思い出す。

              JUGEMテーマ:音楽

              gnyuske48アワード2014

              2014.12.30 Tuesday

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                誰に頼まれたでも無いのだが、年末年始で実家に帰省する前にこの記事だけはアップしなければ2014年は終われない。

                というわけで、今年の48グループの全シングルのランキングを発表したい。

                題して「gnyuske48アワード2014」

                今年より対象を広げて、48グループ全体と派生グループ、卒業メンバーも含めたソロシングルの表題曲を対象とすることにした。
                カップリングやアルバム曲、音源の出ていない未発表曲まで含めるとさすがにらちが明かないので、対象曲は(僕の知る限り)16曲となる。
                乃木坂46も含めて考えたいところだが、来年以降にペンディングしておこうと思う。(ちなみに、今年の乃木坂の1位は「気づいたら片想い」)

                カウントダウン形式にしてしまうと、1位にたどり着く頃に自分が力尽きる可能性が高いため、1位から順に発表したいと思う。
                その前にランキングだけ先に大発表だ!

                第1位「思い出せない花」(フレンチキス)
                第2位「不器用太陽」(SKE48)
                第3位「らしくない」(NMB48)
                第4位「ラブラドールレトリバー」(AKB48)
                第5位「未来とは」(SKE48)
                第6位「心のプラカード」(AKB48)
                第7位「今さらさら」(河西智美)
                第8位「高嶺の林檎」(NMB48)
                第9位「希望的リフレイン」(AKB48)
                第10位「Discovery」(DIVA)
                第11位「やさしくするよりキスをして」(渡辺美優紀)
                第12位「セブンスコード」(前田敦子)
                第13位「控えめI LOVE YOU」(HKT48)
                第14位「12月のカンガルー」(SKE48)
                第15位「桜、みんなで食べた」(HKT48)
                第16位「前しか向かねえ」(AKB48)
                次点「COME PARTY」(板野友美)※未聴のため

                第1位「思い出せない花」(フレンチキス)

                自分流のランキングを付けようと考えた結果、「不器用太陽」と迷ったが、48グループ初のフォークソングと銘打たれたこの曲を推したい。
                なぜなら、グニュウスケは結局の所、フォークソングの男であるからである。

                柏木由紀は秋元康に冷遇されているという意見をよく耳にするが、歌詞を読む限り決してそのようなことは無いだろう。
                作詞家秋元康渾身の一曲であり、柏木への絶対的な信頼感があって一曲であると感じる。
                明らかに意識されたのは、加藤和彦と北山修による「あの素晴しい愛をもう一度」であった。
                失った愛への後悔。不可逆な時間への虚しさ。秋元はフレンチキスの3人、特に柏木をつうじて自身の経験を消化させた(ように感じさせている)。
                きわめて平易な言葉とメロディが、凝りに凝ったハイクオリティのJポップ界隈の中で異彩を放つ輝きを見せた。

                第2位「不器用太陽」(SKE48)

                以前の記事で私の熱狂は伝わるはずなので、そちらを参照していただきたいのだが、一つ付け加えたいのは松井珠里奈の歌声の素晴らしさについてだ。
                彼女はグループの中でも歌のうまいメンバーでは決してないが、魅力が溢れ出ているでは無いか。
                クソ文春につけ狙われて色々大変だろうが、お気に入りのバーで、シャーリーテンプル(ノンアルコールカクテル)でも飲んで頑張ってくれ!

                第3位「らしくない」(NMB48)

                48グループ楽曲の最大の魅力は「いつかどこかで聴いた感(以下IDK)」である。パクリとかそういう低次元の話では無い。
                自身の記憶を心地よく刺激するような感じ、それこそがIDKである。
                今年最もIDKに秀でていたのは本作であった。参照元は明らかに浜田省吾とチェッカーズである。
                全編を通して流れるサックスは藤井尚之が演奏していると言われても何ら違和感を覚えることは無い。
                そして振り付けの愛くるしさは今年No1であると思うのだ。

                第4位「ラブラドールレトリバー」(AKB48)

                これまたサンプリング感覚溢れる名曲であった本店(AKBのことね)シングルでは文句なく一番であったと思う。
                ただ、僕自身が犬に対して何の感情も持っていないため歌詞に特に響くものは無かった。

                第5位「未来とは」(SKE48)

                楽曲に恵まれなかったSKEの覚醒はこの曲から始まった。「不器用太陽」を準備した曲であろうとも思う。
                面白味には欠けるが真面目な良い曲であった。

                第6位「心のプラカード」(AKB48)

                天才編曲家、武藤星児により挑戦の1曲である。「恋するフォーチュンクッキー」との比較をして、いかにこの曲が素晴らしいかということで一つ記事を書くつもりだったが、時間が無くてかなわなかった。
                とにかくカラオケバージョンを一度聴いてみるべきである。さすればこの曲がいかにチャレンジングな曲であったかがよりわかりやすくなるはずである。紅白の楽曲として選ばれたのも納得であると感じた。

                第7位「今さらさら」(河西智美)

                天才編曲家、武藤星児は卒業メンバーのソロ楽曲であっても手は抜かない。このような楽曲を提供してもらえる河西智美は幸せ者である。

                第8位「高嶺の林檎」(NMB48)

                天才編曲家、武藤星児の狂ったセンスが爆発した1曲である。ポール・マッカートニーへの傾倒に溢れた素晴らしいアレンジ。歌詞が何とも言えないのだが・・・。


                第9位「希望的リフレイン」(AKB48)

                どこか停滞感のあったAKBにとって起死回生のシングルであったようだが、個人的には後退したと感じざる得ない。
                ただ、歌詞は凄い。わざわざ読むという歌詞では無いのだが、文字情報として読んでみると秋元康すげえ・・。
                こんな振り切った歌詞を書く人はなかなかいない。

                http://j-lyric.net/artist/a04cb7c/l033bf0.html


                第10位「Discovery」(DIVA)

                DIVA解散シングルであり、小室哲哉プロデュースである。スキルの高いメンバーが集まってるだけ爽快である。
                もう少し本格的に活動しても良かったのでは無いかと思う。

                第11位「やさしくするよりキスをして」(渡辺美優紀)

                現在、ぐんぐんと個人ランキングを急上昇中であるが、現時点では11位に留めることにする。
                するめのように噛めば噛む程味の出る楽曲である。歌唱にかなり不安があったが、一定のレベルにまで引き上げてくるあたりが、さすがプロの所業だなと感心せざるを得ない。


                第12位「セブンスコード」(前田敦子)

                黒沢清が60分超のPVを制作したということで、わざわざ映画館まで観に行ってしまった。
                前田敦子はそんなに音楽活動には重きを置いていないのだなあと思わざるを得ない。
                年末の紅白歌合戦(NHKじゃなくてAKBのね)で、山本彩が生バンドを引き連れて演奏したのがかなり良かった。
                良い曲ではあるんだ。


                第13位「控えめI LOVE YOU」(HKT48)

                HKTは楽曲の選択にも、指原莉乃の意向がかなり反映されるのではないかと思うが、狙いすぎて少し外している感がある。
                他グループのように圧倒的に歌唱に魅力のあるメンバーがいれば良いのだが、HKTは残念ながらまだそうなっていない。
                良い曲ではあるが、埋もれてしまっている。紅白歌合戦が「メロンジュース」になったのも納得である。


                第14位「12月のカンガルー」(SKE48)

                今年、覚醒したはずのSKE48が、置きにいったというより、置けてもいないくらいに後退してしまった感のある楽曲。
                ただ一言、残念である。次作に期待。


                第15位「桜、みんなで食べた」(HKT48)

                「控えめI LOVE YOU」のコメントと全く同じことしか思いつかない。

                第16位「前しか向かねえ」(AKB48)

                大島優子最後のシングルがこの楽曲であったことは率直に言って残念であった。
                日本にしか存在しないロックのジャンルである、「メロコア」についてはリバイバルは未来永劫あり得ない。
                大島優子最大の魅力は「ダサさ」にあると思うのだが、曲までダサくて良いということは無い。
                しかし、ここから「ラブラドールレトリバー」の振り幅の大きさは48グループの凄みである。


                次点「COME PARTY」(板野友美)

                板野友美はSWAGというヒップホップで使われるスラングをテーマに急速にブラックミュージックへの接近を試みており、
                なかなか目が離せない。同期の前田敦子と違って、結構泥臭い営業活動を頑張っているので、暖かい目で見守りたい。
                ※この曲、超カッケーぞ!

                総括
                今年はSKE48の「不器用太陽」の素晴らしさに尽きる一年であった。昨年に比べると、本店(AKB)の楽曲が弱かったが、
                来年早々発売になるアルバムに期待しつつ、締めくくりたいと思う。

                JUGEMテーマ:音楽

                2014年上半期gnyuske選抜ベスト16曲(part3)

                2014.08.20 Wednesday

                0
                  1ヶ月以上、かかったが、今回の記事で最終回としたい。
                  選抜16曲と言いつつも、姉妹グループの楽曲まで含んだ16曲の選定は非常に難しかったので、
                  決して厳選しきったとは言えない。これで、乃木坂46まで含んでしまったらどうなることか。
                  (ちなみに、乃木坂を含んでしまうと半分が乃木坂の楽曲に成ってしまう程、乃木坂の曲は素晴らしい曲ばかりなので、
                  あんまり聴いてない人は今すぐ、聴いた方が良いと思う)

                  前回までの記事
                  2014年上半期gnyuske選抜ベスト16曲(part1)

                  2014年上半期gnyuske選抜ベスト16曲(part2)

                  第4位『ファーストラビット』(AKB48 2ndAlbum『1830m[disc1]』収録 前回順位:1位)


                  AKBドキュメンタリー映画2作目のテーマ曲、あの映画からAKB凄いぞっとなった多くの人にとっては、永遠の1位たる名曲。
                  ドキュメンタリーのテーマ曲は現在4曲存在するが、共通して「血生臭さ」を感じられる。特にこの曲がその筆頭であろう。歌詞が象徴的ではあるのだが、むしろメロディラインの方にその「血生臭さ」を感じる。
                  あの男の逮捕前から、”チャゲ&飛鳥”性を個人的に感じていたのだが、もうそんなこと言い始めると、また1曲で記事が終わるので、ここで止めておくことにする。
                  まあ、エモ(ロックにそういうジャンルが存在する)なんだろうなと言えばそれまでなのかも知れない。
                   
                  第5位『永遠プレッシャー』(AKB48 29thSingle『永遠プレッシャー』、AKB48 3rdAlbum『次の足跡[disc1]』収録 前回順位:9位)



                  今さら、『永遠プレッシャー』なのである。
                  いや、
                  今こそ、『永遠プレッシャー』なのである。
                  Dパートの、「生き方が、上手じゃないんだ」の歌詞で、全てのボンクラ男女は号泣である。名曲。


                  第6位『LOVE修行』(AKB48 31thSingle『さよならクロール(劇場盤)』、AKB48 3rdAlbum『次の足跡[disc1]』収録 前回順位:2位)


                  凄くクオリティの高い曲だと思うのだが、どうでしょうか・・・?

                   
                  第7位『走れ!ペンギン』(AKB48 2ndAlbum『1830m[disc1]』収録 前回順位:3位)


                  まさか、今になって織田哲郎に驚嘆することになるとは思わなかった。織田哲郎キャリア中、最高傑作の一つであると思う。


                  第8位『ラッパ練習中』(渡辺麻由 4thSingle『ラッパ練習中』収録 前回順位:圏外)


                  怪曲と呼ぶのがふさわしい。未だに、消化できない。
                  先に行き過ぎているような気さえする。多幸感。

                  第9位『Birthday wedding』(柏木由紀 2thSingle『Birthday wedding』収録 前回順位:圏外)

                  天才編曲家、武藤星児(恋するフォーチュンクッキーを手がけた人と言えば万人が納得であろう)による編曲。
                  今回のランキングでは、初登場だが元々は武藤星児楽曲だけでランキングを作ろうと思っていたので、
                  いつかそれはそれでやりたい。
                  サージェントペパーズ以降のビートルズ色が濃厚な一曲。ストロベリー・フィールズ・フォーエバー。
                  2代目日本のカレン・カーペンター、柏木由紀、覚醒の一曲でもある(初代日本のカレン・カーペンターはもちろん竹内まりや)

                  第10位『狼とプライド』(SKE48 TeamS 3rdAlbum『制服の芽』収録 前回順位:圏外)


                  Bメロがロネッツの「Be My Baby」と全く同じである。似ているとかでは無い。同じなのである。
                  清々しさすら感じてしまう。
                  48グループ関連の楽曲で、最もうしろゆびさされ組を彷彿とさせるところが選考ポイントである。


                  第11位『So long!』(AKB48 30thSingle『So long!』収録 前回順位:4位)


                  アイドル楽曲の範疇を超えた名曲であると思うのだが、意外とファンや世間の反応は悪かったのでは無いかと思う。
                  秋本康としては、渾身の1曲だったのでは無いかと推測するのだが、何故埋もれてしまったのかわからない。
                  疲れているときに聴くと泣きそうになってしまうじゃないか。


                  第12位『HA!』(NMB48 1stAlbum『てっぺんとったんで!』、AKB48 29thSingle『永遠プレッシャー(TypeB)』収録 前回順位:圏外)


                  これまた、天才武藤星児編曲である(ちなみに、動画の後半楽曲「てっぺんとったんで!」も武藤編曲である)
                  日本のクリッシー・ハインド(Pretenders)こと、山本彩は未だ象徴的な代表曲を持たない無冠の女王であるが、
                  それも時間の問題であろう。

                  第13位『オキドキ』(SKE48 7thSingle『オキドキ』、1stAlbum『この日のチャイムを忘れない』収録 前回順位:圏外)

                  これまた、天才武藤星児編曲である(上記のコピペ)。
                  しかしながら、ここでは武藤星児覚醒前といった趣きを楽しみたい。
                  アッパー、アッパー、アッパー!


                  第14位『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』(AKB48 34thSingle 同名曲収録 前回順位:7位)


                  これまたJポップ神(ゴッド)、織田哲郎の登場である。
                  曲も素晴らしいが、PV、そして振り付けも素晴らしい。

                  第15位『手をつなぎながら』(SKE48 TeamS 2ndAlbum『手をつなぎながら』収録 前回順位:圏外)


                  正直、今まで挙げた楽曲の中では、ダントツにダサイ楽曲のはずなのだが、
                  この魅力は何だろうと考えたら、ドラムであった。ドドン!ドドン!って言ってる。

                  第16位『メロンジュース』(HKT48 2ndSingle『メロンジュース』収録 前回順位:圏外)


                  デイブ・グロールがジャック・ニコルソンみたいな顔をして楽しそうにドラムを叩いている姿が浮かばないだろうか?
                  Cメロの展開にしびれてしまう。勢いだけのような曲だが、結構技巧的であるように思える。


                  ようやく終わった・・・。
                  次回以降はもうちょい別の話題をアップしたい・・・。

                  JUGEMテーマ:音楽

                  2014年上半期gnyuske選抜ベスト16曲(part2)

                  2014.08.04 Monday

                  0
                    前々回の記事の続き。

                    第2位『長い光』(AKB48 TeamA 5thAlbum『恋愛禁止条例(No2)』収録 前回順位:圏外)

                    6分を越えるなかなかにプログレッシブな構成の美しい曲である。
                    "ド"が着く程、歌謡曲チックな高橋みなみのソロ歌唱によるオープニング後、ロネッツの「Be My Baby」のイントロのあの有名過ぎるドラム(ドッ、ドドッ、ドッ、ドドッというあのリズム)が鳴り始め、ギターポップの見本のようなイントロが始まる。
                    アイドルグループの宿命か、歌のボリュームが大きすぎるという特徴があるが、バックトラックのディストーションが強めのギターの音色にはどうしても心躍らざるを得ない。

                    ピクシーズ、マイブラッディヴァレンタイン、ティーンエイジファンクラブ、ダイナソーJr,レディオヘッド(1stアルバム限定)・・数え上げたら切りが無いが、90年代のインディギターロックの香りがそこはかとなく漂うのだ(本当にそこはかとなくではあるが)

                    ラストパートの「シャイニン、シャイニン、シャイニンスター〜」というコーラスは、レディオヘッド「I Can't」のような展開に聞こえてしょうがない(私の妄想であるが)
                    そして、曲はロネッツのあのリズムで締めくくられる。最高のギターポップ。

                    この曲の気になる部分と言えば、タイトルであると考える。何故に「長い光」か。
                    愛する人を遠くの星に例えており、その星まで到達する光を「遠い光」では無く、「長い光」と表現している。
                    遠い」という表現は、届かないこと、すなわち「諦め」を感じさせるのだが、「長い」という言葉を選ぶことで、到達することの困難さと同時に、この光は必ず遠くの星まで続いているのだというポシティブな感触を得ることができる。
                    それはまさに、このグループのコンセプトを見事に表現しているタイトルであると言えるだろう。

                    秋元康の歌詞からは、ふしぶしに近代詩辺りへの傾倒が見え隠れする時があるが、この表現などももしかしたら、そういった近代詩からの引用なのかも知れない(私は近代詩に全く明るくないので確認しようも無いが)
                    また、松本隆のようなフレーズでもあるなと感じる。秋元康の松本隆へのコンプレックス(作詞家としてかなわないという苛立ちを持っていそうである)もかいまみえる、非常に興味深い作品である。

                    2014年5月25日、岩手の握手会での事件以降、1週間程48グループは全公演を中止することになる。
                    そして6月2日、スケジュールを変更して再開されたのは、高橋みなみ率いるTeamAの「恋愛禁止条例」公演であった。
                    意図したことでは無いだろうが、再開の1曲目として「長い光」が演奏されたことにより、奇しくもこの曲は特別な意味をまとうこととなってしまったのである。

                    動画は画質、音質ともにこれがベストだったので、現在の若手メンバーによる歌唱のを選んだ。
                    しかし、聴けば聴く程、初期Radioheadにしか聴こえない。



                    第3位『セーラーゾンビ』(AKB48 37thSingle『心のプラカード(TypeD)』収録予定 前回順位:未発表)



                    同名ドラマの主題歌として、渡辺麻友、横山由衣、岩田華令のユニットである「ミルクプラネット」の曲である。
                    (ちなみに、48グループは派生ユニットの名前のセンスが悪いと思うのは私だけであろうか。その点、つんく率いるハロープロジェクトは上手かったなあと思う。「ミルクプラネット」はその中でもかなりセンスの無いユニット名だと思うのだ)

                    48グループ楽曲の主軸の一つであるモータウン風ポップス・・・と書いた所で改めて聴いてみると全然モータウンじゃない!
                    でも、モータウン。何だろうと考えた所で思いついたのが、2000年代に活躍したイギリスのガールグループ、The Pipettesである。



                    The Pipettesを初めとし、Lucky Soul、Little Birdy、The Like、The Schoolなど、60'sポップ及び、モータウン風の楽曲をモダンに演奏するバンドやグループが有象無象のように現れた時期が2000年代に一瞬あったのだが、今回の『セーラーゾンビ』はその流れをくんだ楽曲だと考えると一番合点がゆく。
                    私はその手の音楽が大好物なので、当然この楽曲も悪いわけが無い。

                    Bメロの渡辺麻友によるソロパートは戦慄すら覚えてしまう。
                    かねてより、日本のダイアナ・ロスと成りうるのは彼女しかいないと考えていたのだが、総選挙1位、「クイーン・オブ・AKB」となった彼女のダイアナ・ロス化が今後加速していくことは間違い無いという確信の1曲である。


                    第4位から、第16位まではパート3にて駆け足で書ききって、このシリーズは終わらせたい。

                    続く

                    JUGEMテーマ:音楽

                    SKE48 15th.Single『不器用太陽』に関して

                    2014.07.12 Saturday

                    0
                       ただいま前回記事の、AKB48グループ2014年上半期選抜16曲(私的見解)に関して、続きをダラダラと執筆中であるのだが、7月末に発売予定のSKE48の新曲『不器用太陽』を聴いて、ひとしきり感慨にふけってしまったので、急遽記事を差し挟むことにしてみた。

                      AKB48グループの楽曲を通じて、私が多感な時期を過ごした90年代の音楽と結びつけながら、自分の好きなことを語るということをこのブログを通じて試みているところである。とはいっても、AKB48グループは別に90年代サウンドをウリにしているグループでも無いので、かなり強引かつ誇張気味に書いている自覚はあった。

                      ところが、そんな不毛な試みをしているところに、このSKE48の新曲である。
                      思えば、SKE48は前回のシングルのカップリング「猫の尻尾がピンと立ってるように」で、スチャダラパーのBOSEを召喚していた。AKB48グループとしても、こういった形のゲストミュージシャンの参加は初めてであったと思われるので、SKE48、何かが起きているなという予感があったのだが、新しいシングルを聞いてひっくり返ってしまった(誇張)。



                      15th.Single 不器用太陽 MV(special edit ver.)

                      動画のラスト30秒の超展開!(誇張) なんというか、私と同世代ならば、耳の端まで赤く染まってしまうようなムズ痒くも懐かしく、心地良い感触。現在が2014年であることすら私は忘れてしまった。


                      この感じ、ひと昔前にたくさんあったなと思いつつ出た結論が、イギリスのFEEDERという3人組のバンドであった(ベーシストは日本人)。FEEDERは大好きなバンドの一つであった。日本人好みのするフォークソングのような歌と、きれい目なグランジサウンド(そんなグランジは本当は存在しない)で良い曲がたくさんあった。
                      長い時を経て、SKE48とFEEDERの邂逅に立ち会うことになるとは思いもよらなかったので私はひっくり返ったのである。

                      しかし、このような曲を出してしまうSKE48が心配である。私のような者は諸手を挙げて大歓迎なのだが、この路線の曲はどんなに良い曲でも意外と売れづらい傾向がある(と私はずっと思っている)

                      繰り返しとなるが、前回のスチャダラパーの召喚といい、SKE48の音楽班に革命でもあったような気がするのだが、今はただこの脱線を無邪気に楽しみたい。


                      FEEDER 『Yesterday Went Too Soon」
                      (この曲、ほんと好きだったな)

                      JUGEMテーマ:音楽

                      2014年上半期gnyuske選抜ベスト16曲(part1)

                      2014.07.02 Wednesday

                      0
                          早いもので、2014年も折り返し地点である。ということで、以前の記事で、2013年末に選ぶAKB48の私的ベスト20をしれっと発表していたが、今回は対象を広げて、48グループ全体の楽曲から、今私が考える選抜16曲を選定してみることにしよう。

                         上半期は洋楽でも良いものはちょこちょこあったし、日本ではシャムキャッツという良いバンドを発見したりと収穫はあるにはあったが、相変わらず48グループの楽曲が最もスリリングで面白いという状況を覆すには至らなかったことを先にご報告しておきたいと思う。


                        第1位『スマイル神隠し』(AKB48 3rdAlbum『次の足跡(TYPE B disc2 No1)』収録 前回順位:前回時未発表)


                         各48グループから選抜された16歳前後の7名のメンバーから構成された「てんとうむChu」というユニットの楽曲。
                        沸き上がるような90年代感を感じ取るのは私だけではないだろう。
                         特筆すべきは、間奏のギターソロである。全く賛同を得ることはできないだろうが、私はこの部分を聴くと、90年代末のBlankey Jet Cityを思い出す。浅井健一が『赤いタンバリン』で弾いたようなギターだなと感じ、何故だが涙ぐんでしまうのだ。ザ・アイドルと呼ぶようなメンバーとBlankey Jet Cityのようなエモーショナルなギターサウンドというアンバランスさは、48グループの真骨頂と呼ぶべき魅力の一つである。
                         開始5秒までのイントロは、モーニング娘のデビュー曲『愛の種』と全く同じであることにも触れておきたい。そして、すぐに入るサビのメロディーが『モーニングコーヒー』と酷似していることも90年代感をより増幅し、まさに90年代末に青春時代を過ごした私は感情を昂らせずにはいられない。
                         
                         歌詞についても触れなければならない(一応リンクを貼っておこう)

                         http://www.kasi-time.com/item-70267.html

                         年端もいかない少女達に、性的なメタファーを含んだ歌を歌わせるという手法は世界中の歌謡界で使われてきた手法である。秋本康が得意とするスタイルの一つとも言えよう。しかし、この曲から感じられるのは“死”の匂いである。出だしの歌詞からぞっと背筋が凍り付くような感覚を覚えてしまう。"神隠し"というモチーフが、より”あの世”感を高めていることは間違い無い。

                         AH- カラフルな花が揺れる山の斜面で
                         AH- 私はしゃがんでスマイル神隠し

                         
                         坪田譲治という、敬愛する児童文学の大作家がいる。今思い返せば、私が小学生の頃読んでいた彼の作品は、常に"死"を匂わせるものであった。幼少時代によくある、"あの世"と"この世"の境目が無いあの感覚を表現していたのだと思う。坪田譲治の作品で強烈に印象に残っているのは、文中で直接描かれないのに、"母の死"という子供にとって最も辛い出来事が描かれた作品である(タイトルが思い出せないのだが・・)。作中の少年の母が死んだのだということに気付いた小学生時代の私の、あの感情を何と表現したら良いか思いつかない。ただただずっと残っていた。そして『スマイル神隠し』を聴いたとき、20数年ぶりに思い出した。

                         近田春夫が、週刊文春(クソ雑誌)の連載で、「前田敦子卒業後のAKB48は長い"終わり"の時期に入った」といった趣旨のことを書いていた。私も同感で言い得て妙だと感じたことを覚えている。出口無き拡大を続ける以外に道は無いだろう。5月の握手会での事件を乗り越えて拡大を続けるだろう。しかし、2014年1月22日に『スマイル神隠し』が発表されたときに、本当の"終わり"が始まったのだと思う(「終わりの始まり」この言葉使うの、すごく恥ずかしい・・)。そして、その役目を果たしたのが、グループの次世代を担う、期待の若手メンバー達であったのだ。

                         これからも永遠の終焉劇が続く。私はこのことをネガティブな意味を込めて書いているわけでは無い。むしろその逆だ。楽しい時が終わりを迎える瞬間こそが、最も快楽を感じるという感情は多くの人にとっても共感できることだろうと思うからだ。最終回が永遠に続く幸せ、もしかしたら、そのような理想の世界が実現するのかも知れない。

                         再び世紀末が始まったのだ。


                         第2位は・・・といきたいところだが、力尽きたので次回以降の記事に回します。3位くらいまではガチ記事でがんばるけど、それ以降は一行くらいずつにしないと、16位に辿り着く頃には、2014年が終わってしまいそう。

                        一応書いておくと、

                        第2位『長い光』(AKB48 TeamA 5thAlbum『恋愛禁止条例(No2)』収録 前回順位:圏外)

                        です。

                         続く